08/11/14 03:56:49
ついに通路脇の部屋の片隅でうずくまっている小園司令を発見する月光。
月光 「(揺さぶりながら)小園司令、大丈夫ですか?お気を確かに!」
小園司令「…うん?ああ、月光か。どうやらわしはあの陸軍機に睨み付けられた後正体不明なものを作らされ続けていたらしい。
その間の記憶が曖昧だが、身体の方は何ともない様だ」
月光 「良かった…ご無事で何よりです。間もなくこの基地で大規模な戦闘が起こるでしょう。
今の内に安全な場所まで退避なさって下さい」
小園司令「お前はこれからまだ行くところがあるのだな?ここで待っておるから必ず戻ってこい」
月光 「しかしここに留まれば、司令にまで危険が及びます」
小園司令「戻る時は一緒だと、この前も言ったではないか。どれ、武装強化してやろうか」
そう言いつつ月光に斜め銃を取り付けた小園司令は得意げに目を細める。
小園司令「やはりその姿が一番似合っておる。今までもこれからも、お前は海軍の誇る機体である事を忘れてはならんぞ」
月光 「はい…では行って参ります」
ところ変わって平成世界の日本。横須賀基地のこんごう、昭和世界より帰還した富士駐屯地の90式戦車(>>807)
にコンタクトを取る浜松基地のF-15。
F-15 「こうして陸海空の代表兵器が、一同に話し合うのは非常に珍しい事だが…」
90式戦車「本当。何か僕の知らない所で、空と海お二方は楽しげな計画を立ててたみたいだけど?」
こんごう「たとえ話したところで、非番時の大半をアニメ鑑賞に費やす陸自代表が興味を示すか、甚だ疑問だがな」
90式戦車「何を~ゲーム脳で歴史ヲタ兼カレーヲタのあんたに言われたかないよ!!」
F-15 「今は反目し合っている場合ではない。本題に入るが、昭和日本が歴史改変の波に曝されかつてない危機に突入した。
歪みを修正するため空海合同部隊を向こうに派遣しているが、予断を許さない状態が続いている。
我ら三組織の協力なくして、事態の収拾をはかるのは恐らく困難であろう…」
90式戦車「なるほど。放っておけばこちらの世界まで影響を受けるだろうし、喜んで協力するよ」
こんごう「確かに、状況を察知した周辺諸国も不穏な動きを見せつつあるしな」
F-15 「…それでは各々方、くれぐれもよろしく頼む。詳細はまた後ほど」