08/09/13 02:43:18
五式戦「そうだな…目先の問題にとらわれて本来の目的を見失うところだった。組織や国籍、時代を越えた協力なくして
今の事態は解決不可能なのかも知れない…いいだろう、少なくとも俺は立ち入りを認める」
雷電「(米軍機に向かって)ところで、その硫黄島基地の状況って今どんなん?」
A-4E「我々が現地の部隊に的確な指示を出し、急ピッチで復旧作業が進められている。完全復旧までまだ少しかかるが」
雷電「ならおあい子だな。各務原も未来の陸軍が協力したからすぐ復旧したそうだし」
機体たちのやり取りを見ていたXFV-14Bだったが、やがて何か閃いたように決心する。
XFV-14B「何にせよ敵国の機体で日本周辺を徘徊して、必要以上にお前たちの感情を逆撫でしてしまった俺たちにも
落ち度があったのは確かだ。もし塗料とかあったら持って来てくれないか?」
そして用意された塗料で自らの機体を塗り替えていく。
XFV-14B「少なくともここにいる間、俺も日本軍機として振舞うからこれでどうだ?
それでもなお不満なら、全員日の丸ペイントにさせたって構わないぜ」
陸軍機一同「「いや、お前さん方の誠意は十分伝わった。立ち入りを許可しよう」」
F-1&F-4「おお…こうして見ると、本当にFSX-90と見分けがつかなくなるな」
AV-8B+「(小声で)良かった~俺たちも日の丸マーク強要されたらどうしようかと思ったぜ」
F/A-18E「何だ、でかい口聞く割に小心者なんだなお前」
AV-8B+「うるせえ!!あんなだっさい模様つけられるかってんだ!それにコンパクトな方が艦載機として優れてるの!」
A-4E「小心と物理的に小さいは関係ねえし…」
旧陸軍機とのわだかまりも解け、臨戦態勢に入る現代機たち。
藤ヶ谷を舞台に、再び戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。