08/06/05 22:58:42
>>662
「この馬鹿野郎ーーーーっっ!!!!」
再び屠龍に殴りかかる天山。
「俺は…あいつに取り返しのつかない事をしてしまった。
だから一生涯かけてあいつを守り続けようと誓ったんだ。
それを、てめえは…『親友の為を思って』だと?
そんなのはただの自己満足じゃねえかーー!!!」
殴り、叫びながらもいつの間にか彼は泣いていた。
それはかつての過ちに対する贖罪の表れだったのだろうか…。
天山「本当なら今すぐにでもバラバラにしてやりたいところだが、
こんな屑野郎でもあいつが悲しむだろうからな。
とにかく今はあの家族を助けないと…」
そして、人気のない空き格納庫に取り残された屠龍は、
「確かに許される事じゃないよな…だが、仮にあいつが
元に戻ったとしても、俺にはまだ切り札が残っている」
不敵とも自嘲とも取れる笑みを浮かべていた。