07/07/08 23:51:12 HPOXYm6b
口径6.5mmのボルトアクションライフルを装備し、7mm台フルサイズ弾薬を使用す
る新ライフルへの更新が間に合わなかったのも(※大戦時における日伊の陸軍の)
共通点の1つですが、終戦まで2本立てで使用し、混乱をきたした日本に対し、イタ
リアが更新自体をすっぱりあきらめて6.5mmオンリーで戦った点は異なっています。
当時は歩兵がライフルで装甲車両や航空機に対抗しなければならなかった場面が
多く、しかも当時のそれらは場合によってはライフル弾でも何とかならないでもない
レベルでした。また支援火器の未発達などから歩兵用ライフルに現在より長い射程
が要求されていました。こうした場合低威力で遠距離射撃能力に劣る6.5mm弾薬は
フルサイズ弾薬より明らかに不利だったようです。日本、イタリアの選択、どちらがベ
ターだったのかは難しいところでしょう。言うまでもありませんがフルサイズより短小
なライフル弾を装備していた日本に先見の明があったという時代の状況を無視した
主張は間違いです。
マンリッヒャー・カルカノ1891
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