08/07/22 02:09:02
日本兵はフィリピン侵攻の時点で、米兵が遺棄して行ったガランドを使ったそうな。
その後フィリピンに駐屯した部隊には、米軍の残したガランド・トミーガン・ガバといった銃器と弾薬
が豊富に残っていて日本兵も使用していたとの事。
最初は眉唾な話と思っていたが、フィリピンの抗日ゲリラである“フクバラハップ”(フク団)を率いた、
ルイス・タルク氏の話では、フク団を結成した頃には全く武器が無く、コレヒドール周辺やバターン半島
に出かけて米軍が遺棄した兵器を拾い集めて、自分達の装備としたらしい。
それほど大量の装備が、ジャングルの中に放り出されていたのなら、日本兵がガランドを使った
という従軍経験者の話も、かなり信憑性があるように思われる。
実際、漏れもジャングルで拾ってきたという錆だらけの南部14年式をフィリピン人に見せられた事がある。
尚、こうした鹵獲品は日本の重要な装備調達先であり、有名どころでは日中戦争の上海-南京戦
で“我方新鋭機銃”として大活躍したチェコ機銃や、蘭印戦で鹵獲されたベルグマン短機関銃、菊紋
を入れられて憲兵に支給されたルガー拳銃などがある。