08/07/17 00:53:49
>>754 重機(三脚固定による間接照準・直接照準)と軽機(二脚支持による直接照準のみ)の境をまたぐMG34/MG42という汎用機銃という概念をドイツ人が作ってしまいましたが、92式重機もチェコ機銃も連続発射のキャパシティにはさほど差がありません。
92式重機も連続発射による銃身の磨耗を防ぐため、200発以上の連射で冷却時間を置く必要がありましたが、チェコ軽機では一本の銃身での連射は200~300発までとされましたが、こちらは銃身交換が前提なので交換用銃身に取り替えて、更なる連続発射が可能でした。
日中戦争における国府軍防御陣地(塹壕)はかなり固定的な運用を前提に構築されていましたので、独軍顧問団のセオリー通りなら重機を設置してのWW1的な運用となる筈でした。
しかし、実際には日本軍が塹壕線突破に用いた浸透戦術のおかげで、双方ともに柔軟な運用が可能な軽機が活躍しました。
チェコ機銃の命中精度については、曳光弾のおかげで“弾が曲がって飛んで行く”という回想も残っているようですが、実際の運用で曳光弾が使えれば曲がって飛んで行ってもさほど支障はなく、むしろ“無故障”であった事の方が日本兵の記憶に強烈に刻まれているようです。