08/07/15 04:27:34
有坂大佐自身は6.5mm弾を採用する際に、7mmと6mmの弾も試作して一緒に試験を行っている。
その結果、6.5mm弾が一番弾道特性が良かったので採用した訳だが、どの口径の弾もイタリアのカルカノ弾をベースに試作されている。
何故、イタリアだったのか?については、西欧人の中で一番小柄で日本人に近い体格がイタリア人だったので、彼らが耐えられる反動なら大丈夫だろうと考えた、というのが有力な説。
しかし、同様に小柄な中国人は日清戦争の頃からモーゼル弾を使っていたので、あまり根拠のある話でもないようだ。
実際にはライセンスの問題もあって、既にドイツが採用している8mmモーゼル弾を国産化するのに支障があった事も推察される。
尚、日本軍の中では、6.5mm有坂弾は敵を負傷させるだけで無闇に殺さない弾と自賛する声もあったようだが、拳銃弾じゃあるまいし これだけの威力があれば人馬は確実に死ぬw