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小６が同級生恐喝の疑い 計９万４０００円、３人を児相通告
2010年3月3日 夕刊
愛知県春日井市内の小学校に通う６年生男子児童（１２）をいじめて現金を脅し取っていたとして
春日井署は３日、恐喝の非行容疑で、同級生の男子児童２人と別の小学校に通う６年生男子児童
＝いずれも（１２）＝を春日井児童相談センターに通告した。
非行容疑では、３人は昨年１２月１１日と１９日、２回にわたって、市内のコンビニ駐車場などで
「お金を持ってこい」といじめて計９万４０００円を脅し取ったとされる。
今年１月１１日には３０万円を要求していた。
捜査関係者によると、３人は「自由に使える金がほしかった」と容疑を認めており、奪った金は
ゲームセンターなどで使い切っていた。加害児童の一人は署の調べに「脅せば簡単に金が
手に入るから楽しかった。（被害児童は）金づるだった」と話したという。別の小学校の児童は
５年生まで同じ小学校にいた。
被害児童は、お小遣いを前借りしたり母親の財布から抜き取ったりして金を工面していたが、
３０万円を要求された直後に家出。家族からの連絡で捜索していた署員が翌朝、春日井市内で
保護した。「話せば親を心配させると思った」といじめを家族に打ち明けていなかったという。
いじめは昨年４月から始まり、通告された３人を含む同級生７人前後が暴力を振るったり、
男子児童の携帯電話を壊したりしていた。学校は、いじめを把握していなかった。
同校の教頭は本紙の取材に対し「（被害児童は）学校では明るいそぶりで、孤立している様子は
なかった。いじめを見抜けなかったのは申し訳ない」と話した。
・引用元 中日新聞
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