20/06/20 18:59:57.65
2020年6月19日
茨城県つくば市で17日、在宅勤務中の父親(40)が次女(2)を車に置き忘れ、約7時間放置された次女が死亡する事故があった。父親は県警に「仕事が忙しくて頭がいっぱいだった」と話し、朝に長女(8)を小学校に送った後、次女を「保育園に預けるのを忘れていた」とも話しているという。
この悲しい事故に対し、ネットなどでは、父親を責める論調のコメントも多い。しかし、ヨミドクターに連載コラム「 『教えて!ドクター』の健康子育て塾 」を執筆している小児科医の坂本昌彦さんは、「今回のような事故は、実は誰にも起こりうる。『私は絶対にしない』『するわけがない』と思っている人ほど気をつけるべき」と指摘する。
大きなストレスで記憶は抜け落ちる
坂本さんが 5月執筆のコラム で紹介しているイタリアの報告(2013年)によると、車内放置が原因で亡くなった16例のうち、12例は仕事や買い物の間、子どもを車内に待たせていたケースだったが、「車内に子どもを忘れていた」というケースも3例あった。
坂本さんは、「気分がひどく落ち込んでいたり、反対に幸せな状態だったり、大きなストレスがかかっていたりすると、人の記憶は抜け落ちてしまうことがあります。子育ては、特に仕事と両立させていたり、何人もの子どもの世話をしていたりする場合、同時に複数の課題をこなさなければならない『マルチタスク』状態となります。
そんなとき、後部座席で静かに寝ている子どもの存在を忘れてしまうようなことが起きうるのです」と話す。ストレスが記憶に与える影響を調べた2008年の海外の研究では、「ストレスは作業記憶(短い時間、情報を一時的に保ちながら、複数のことを同時にこなす能力)に影響を及ぼす」と結論づけている。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
URLリンク(yomidr.yomiuri.co.jp)