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小島寛明の「規制とテクノロジー」 第66回
香川県「ゲームは1日1時間条例」成立へ 県外の声は届かず
2020年03月14日 09時00分更新
文● 小島寛明
香川県で、子どもたちがゲームで遊ぶのを1日1時間を上限にする条例が成立しそうだ。
この条例案について香川県は県民や全国の事業者から意見を募った。3月12日付のNHKの報道によれば、意見を寄せた県民のうち賛成が2268件、反対333件だったという。
各報道機関の記事を総合すると、3月18日の県議会で可決され、4月からこの条例が施行される見通しが高いという。
この条例に対してはネットを中心に反対意見が目立つが、関連のインタビュー記事などをじっくり読んでみると、賛否が割れているというのが冷静な見方だと思われる。
●賛成意見の背景にゲーム依存への危機感
香川県の条例案の概要をあらためて確認すると、次のような内容だ。
条例案が対象とするのは18歳未満の子どもたちだ。
ゲームは1日60分、休みの日は90分を上限とする。スマホについては義務教育修了(中学卒業)前の子たちは午後9時まで、高校生以上は午後10時までに使用をやめることを基準とする、としている。
罰則規定などはなく、子どもたちがネットやゲームにのめり込まないよう、県や学校、事業者、保護者がそれぞれ努力義務を負うという立て付けになっている。
賛成意見の背景には、ゲーム依存症が深刻化する現状への危機感がある。
実際、あまり表面化はしていないがゲーム依存は国内でも深刻な問題になっていると考えられる。
ゲーム会社やコンテンツ事業者は知恵を絞って、ゲームや視聴を続けたくなる仕組みを次々に考え出す。
厚生労働省の研究班が2017年に実施した調査では、全国の中高生93万人にネット依存の疑いがあるとの推計が示されている。
●親にもコントロールは難しい
===== 後略 =====
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