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02月17日 13時18分
宮内庁は、今月23日に予定されていた即位後初めての天皇誕生日の一般参賀について、新型コロナウイルスの国内での感染拡大を考慮して取りやめることを決めました。
皇居では、毎年、新年を迎えた正月2日と天皇誕生日に一般参賀が行われています。
今月23日は即位後初めての天皇誕生日で、天皇陛下が皇后さまをはじめ皇族方とともに、午前中3回、皇居・宮殿のベランダに立って訪れた人たちの祝意にこたえられ、午後には記帳による参賀も行われることになっていました。
しかし、宮内庁は国内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、政府が高齢者などに人混みを避けるよう呼びかけている状況などから、一般参賀の取りやめを決めました。
宮内庁は、「天皇陛下が国民から祝賀を受けられる大切な行事なので残念だが、多くの人たちが1か所に集まって接近することなど、一般参賀の特殊な状況を考え、慎重に検討した上で取りやめることにした」としています。
天皇誕生日の一般参賀が取りやめられるのは、平成8年、南米ペルーの日本大使公邸で起きた人質事件に配慮して取りやめられて以来です。
一方、この日に予定されているこのほかの天皇誕生日の祝賀行事は、訪れる人たちが限られているなどとして、予定通り実施するということです。
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