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2019年10月21日07時09分
天皇陛下が即位を宣言される22日の「即位礼正殿の儀」に向け、陸上自衛隊の礼砲部隊が準備を万全に整えている。儀式では、安倍晋三首相の万歳三唱の掛け声に合わせ、即位を祝う礼砲が発射される。
礼砲は、主に国賓を迎える際に敬意を表すために撃つ空砲。陸自北富士駐屯地(山梨県)の第1特科隊から臨時に礼砲部隊が編成され、専用の105ミリ榴弾(りゅうだん)砲を4門使用する。皇室の行事での礼砲は、前回の即位の礼以来となる。
発射はタイミングが重要で、緻密に計算されている。首相の「天皇陛下、万歳」との掛け声と、参列者の「万歳」の唱和との間に、儀式が執り行われる皇居・宮殿を目視できない位置から礼砲を発射し、発射音を響かせなくてはならない。
首相が「天皇陛下…」の「て」の声を発した瞬間、宮殿で構える隊長が「撃て」の号令を無線で指示。約850メートル離れた北の丸公園で指示を受けた部隊がすぐに発射し、約3.5秒後に音を宮殿に到達させる。その後は5秒間隔で、計21発を発射する。
隊長の林佐光1等陸佐(54)は「指先まで緊張がみなぎる名誉ある任務で、隊員の士気は旺盛。確実に遂行する」と意気込んだ。
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