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2019年2月23日 0時00分皇室
皇太子さまは、23日、59歳の誕生日を迎えられました。ことし5月、新しい天皇として即位するのを前に「国民に常に寄り添い、人々と共に喜び、あるいは共に悲しみながら、象徴としての務めを果たしてまいりたいと思います」と述べられました。
皇太子さまは、誕生日にあたって、お住まいの東宮御所で皇太子として最後となる記者会見に臨まれました。
この中で皇太子さまは、即位を前にした心境や決意を問われ、「これからのことを思うと、とても厳粛な気持ちになりますが、引き続き自己研さんに努めながら、過去の天皇のなさりようを心にとどめ、国民を思い、国民のために祈るとともに、
両陛下がなさっておられるように、国民に常に寄り添い、人々と共に喜び、あるいは共に悲しみながら、象徴としての務めを果たしてまいりたいと思います」と述べられました。
また、長年取り組んできた水をめぐる問題について「得られた知見も、これからの務めの中で、国民生活の安定と発展を願い、また、防災・減災の重要性を考えていく上で、大切にいかしていきたいと思います」と話されました。
新たに皇后となられる療養中の雅子さまについては、「今後は、自身の置かれる立場が変わることで、公務も多くなる中、一朝一夕にすべてをこなせるようになるわけではないと思いますが、これからも体調に気を付けながら快復を目指してさらに努力を重ねていくと思います」と述べられました。
皇太子さまは、また、平成はどのような時代だったかと問われると、日本人が国際的に評価され、活躍する場面が増えたのが特徴だと思うとしたうえで、「特に、十代の中高生を始めとした若い人たちの活躍が目立ったように感じ、とてもうれしく思います。
戦後長く続いてきた平和な日本の社会において、この国の未来を担う若い人たちが、夢を大切にしながら自分の能力を発揮できる環境が整ってきたことの証であると思います」と話されました。
皇太子さまは、23日、天皇皇后両陛下のお住まいを訪れて誕生日のあいさつをしたあと、雅子さまとともに皇族方や宮内庁の職員らによる祝賀行事に臨まれます。
また夜には、両陛下や秋篠宮ご一家などを招いて夕食会を催されます。
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