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毎日新聞2019年2月22日 20時01分(最終更新 2月22日 20時46分)
ひょうひょうとしたとぼけた味わいや人気タレント、明石家さんまさんの師匠としても親しまれた、上方落語界最長老の落語家、笑福亭松之助(しょうふくてい・まつのすけ、本名・明石徳三=あかし・とくぞう)さんが22日、死去した。93歳。喪主は長男の落語家、明石家(あかしや)のんき(本名・明石弘之=あかし・ひろゆき)さん。
神戸市生まれ。1948年に五代目笑福亭松鶴に入門、二代目松之助を名乗る。五代目松鶴がすぐに他界したこともあって、演劇の分野にも進出。宝塚新芸座や吉本新喜劇で喜劇役者として舞台を踏んだほか、明石光司のペンネームで脚本や新作落語なども書いた。
一番弟子のさんまさんが落語家よりもタレントに向いていることを見抜き、活動しやすいよう、「笑福亭」の亭号を返上させる代わりに、自分の本名から「明石家」の家号を授けた。
落語の得意ネタは「三十石」「らくだ」「野崎詣(まい)り」。俳優としてはNHK連続テレビ小説「まんてん」「わかば」や映画「学校の怪談4」「パッチギ!」などに出演。90代を迎えてからも、半生をつづった「草や木のように生きられたら」(ヨシモトブックス)を出版。さんまさんが司会するバラエティー番組にも出演し、元気な姿を見せていた。
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