24/04/03 14:17:20.27 e+7OdoCo0.net
Abyss of Life
伊豆は佐伯の軍勢に包囲され鳥籠に囚われた鸚哥の如し絶体絶命の危機に陥った虎永。
家臣たちは何とか伊豆を抜け出せないかと企むが、「山は佐伯の軍勢の見張りだらけじゃ」と嗜める広末。
もはや天が虎永らを見放したかと思われたが、ここで終わりはせんのが策士虎永公。
按針を密かに阿蘭陀船へと送り込み、船に仕込んであった大筒により石堂の戦艦を沈没に至らしめる。
更に海から佐伯の領地まで攻め進み、自慢の大筒により攻撃し正室を人質に取ることに成功。
虎永を手籠めにしたと高を括って良い気になっていた佐伯は寝首を掻かれたも同然。
こうして佐伯は虎永公の配下として平伏し、紅天へと参ずるを得なくなったのであった。