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字幕と吹き替えの比較 - 東京女子大学学術情報リポジトリ
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字幕では情報の減少が吹き替えよりも多く起こっていることが結論づけられる。
会話部分字幕
・直訳 56(37.5%)・意訳 40(26.8%)・省略 45(30.2%)・追加5(3.3%)・変化 3(2.0%)
吹き替え
・直訳110(60.7%)・意訳37(20.4%)・省略17(9.3%)・追加15(8.2%)・変化2(1.1%)
字幕・吹き替え共に最も多かったのは直訳であり、どちらの翻訳でも正確に訳そうとしていることが伺える。
特に吹き替えでは、直訳は二番目に多かった意訳の3倍近い値となっており、正確さの度合いが高いと言える。一位の直訳、二位の意訳の割合を合計すると81.1%となり、吹き替えでは情報量を変化させずに翻訳しているものが多いことがわかる。
字幕では一番多かった直訳、二番目の省略、三番目の意訳の割合の差がさほど多くないという結果となった。
吹き替えのデータと比較すると直訳の割合が低く、逆に省略の割合が高くなっていることがわかる。また、若干では有るが意訳の割合も字幕の方が高い。
これらのことから、やはり字幕では情報の減少が吹き替えよりも多く起こっていることが結論づけられる。