24/03/08 22:51:55.56 .net
Q. 冒険・アクション・ファンタジー・コメディのMIXが最強なら、他の漫画家は何故それをやらないのか?
そういう野心を持って居ないか、あるいはイメージが出来ないか
理論がないか、技術がないんだろうね。
例えば僕の場合…「ドラゴンボールやONE PIECEみたいな漫画を描け」と言われたら描ける。
というより、その2つを超越したものを描ける。
野心やイメージ、理論や技術があるからだ。
だけど他の漫画家や漫画志望者は描けない。
野心やイメージ、理論や技術がないからだ。
アポロが月へ行けたのは、アメリカに人類を月に送るという野心、イメージ、理論、技術があったからだよ。
他の国にはそれがなかった、それだけの話なんだ。
何かを成し得るには【野心・イメージ・理論・技術】が必要だ。
Q. 面白い漫画を描こうとする姿勢、売れるものを描こうとする姿勢、どちらが正しいか?
どちらのアプローチもそれぞれ良さがあるけど、同時に欠点もある。
まず何でもいいから面白いものを描くという姿勢は、売れないものを作ってしまう可能性がある。
例えばナスのお浸しとか、きんぴらゴボウとかさ、地味でしょ?
めちゃくちゃ美味しいナスのお浸し、きんぴらゴボウを作ったとしても
子供たちは普通のカレーやハンバーグを好むと思うんだよね。
一方、売れるものを描くという姿勢は、面白くないものを作ってしまう可能性がある。
カレーやハンバーグは確かに人気料理だけど、うんこ味のカレーは人気出ないよね。
人気を得ようと思ったら、どのみち調理技術は必要なんだ。
だから人気のある題材と調理技術、大ヒットを生むためにはこの両方なんだよね。
1 美味しいカレー・ハンバーグ
2 普通のカレー・ハンバーグ
3 美味しいナスのお浸し・きんぴらゴボウ
4 普通のナスのお浸し・きんぴらゴボウ
5 まずいカレー・ハンバーグ
6 まずいナスのお浸し・きんぴらゴボウ
人気を判定基準にすると、こういう順位になるんじゃないだろうか。
Q. あなたはどっちなのか?
僕は「最高の面白さ」を追求した結果『最高に売れるもの』に行き着いたし
「最高に売れるもの」を追求した結果『最高に面白いもの』に行き着いたタイプだ。
面白さとは何か?売れるものとは何か?どちらも求道してきた。
だから正直…僕は無敵だと思う。