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「霧の彫刻」で知られる芸術家、中谷芙二子(なかやふじこ)さんの人工霧と、アーティストグループ「ダムタイプ」に所属する高谷史郎さんの照明デザインによるコラボ作品「白い風景」が6日から、姫路市立美術館(兵庫県姫路市本町)の前庭で公開される。見られるのは夕方からで、夜の闇を彩るように、白い光に輝く人工霧が立ちこめると、まるで姫路城が雲の上に浮かぶようだ。
同美術館の「庭園アートプロジェクト」として、中谷さんは2022年から「霧の彫刻」3作を次々に公開。今年4月から公開されてきた3作目に今回、高谷さんによる照明デザインを加えて新たな空間表現とした。
人工霧は純水を使い、高圧ポンプと微粒子ノズルで発生させる。ブロンズ像の周囲4カ所から噴き上がり、風や対流で動く。照明はブロンズ象周辺の足元から照射され、人工霧の動きに「表情」を加える役割を果たす。
中谷さんと高谷さんは、20年以上にわたり国内外でコラボを展開してきた名コンビ。同美術館を訪れた高谷さんは「霧との相性を考え、適度な温かみが感じられる白色を選んだ。理屈抜きに自由に見て、楽しんでほしい。霧と光の中を走り回って、びしょびしょになるのもいい」と話した。
12月1日まで。休館日以外の日没前後から午後8時まで公開している。前庭への入場は無料。午前10時~午後5時の間は、30分おきに人工霧のみを披露している。
2024/9/6 05:30 神戸新聞NEXT
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