22/07/03 19:38:38 /OZbvson0.net
>>321
>塞いだ時には戸が「分子を反対側に留めるよう仕事した」という見方は出来ないのかということ
開けるのも閉めるのも悪魔がやってるからそう見ても問題ないけど
悪魔は条件に合うから通す/条件に合わないから通さないという選択をしてるだけで
どのみち塞いでる戸にぶつかるのは開閉と無関係の壁にぶつかったのと同じだよ
>いやまさにその論点を都合よく無視してるのが不思議
>わざわざ悪魔を空想しなくても第二法則に反するシチュエーションは想定可能じゃないかと感じる
マクスウェルの悪魔は「ランダムに動く分子を特定の条件下で選別することができれば熱力学第二法則に矛盾する」という思考実験であって
それに対して「『特定の条件下』は物理法則として成立するものであるか」「この思考実験のどこに誤りや矛盾があるのか」ということを解き明かすのが科学的態度であって
計算上/理論上はこうなるみたいな提示もなく
「分子の動きや選別方式が全てランダムのままでも偶然に偶然が重なれば熱力学第二法則に矛盾する」
というのは思考実験でも何でもない
本当にランダムならある程度片寄りが生じた時点で速い分子が多い方から少ない方に移行する確率が高くなるのは直感でも分かるし
完全にランダムなら無根拠に可能性が低い方が成り立ち続けることを考慮する必要がない