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栞桜は股間の刃を剥き出しにしながら鳴神に迫る。
背を向けて逃走を計る鳴神の腰を掴み、強引にたぐり寄せる栞桜。
これから鳴神は、幾度となく行われた肛門性交を前にして、幾度となく例の言葉を叫ぶのだろう。
だが、その時の鳴神は違った。
丹念に擦り込まれた肛門が、格ゲーと人狼によって生み出された心理学を刺激し、この状況を打開する唯一の方法へと辿り着いたのだ。
「やめるな！栞桜！」
鳴神の叫びと同時に、これまで猪が如く猛烈だった栞桜の動きが止まった。栞桜は鳴神の腰から手を離し、唖然とした様子で硬直している。
鳴神は理解したのだ。栞桜の真の目的は肛門性交そのものではなく、己の望まぬ行為の強要によって不遜を傷つけることにあると。
ならば帝聖の度量を持ってして肛門性交を受け入れてしまえばいい。そうすれば、もはや栞桜の刀は、己の肛門を満たすだけの肉バイブに過ぎないのだ。
鳴神がそう思ったのも束の間、先程まで制止していた栞桜が再び動きだし、その豪腕で鳴神の尻肉をがっつりと鷲づかみにした。
「面倒臭い読み合い仕掛けてんじゃねーよ！」
ｽﾞﾝｯ
「んっ！栞桜！」
ﾊﾟﾝ!ﾊﾟﾝ!ﾊﾟﾝ!ﾊﾟﾝ!ﾊﾟﾝ!
「んっ！んっ！んっ！んっ！んっ！」
「喘いでんじゃねーよ！」
「んっ！栞桜！」