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資本主義はすでにに末期を迎えている。人類は「ポスト資本主義」の時代に備えなければならない。だが、「民主主義」や「人権」や「政治的正しさ」のような時代遅れのイデオロギーがブレーキになって、資本主義の矛盾を隠蔽し、資本主義の終焉をむしろ遅らせている。
そのブレーキを解除して、資本主義をその限界まで暴走させて、その死を早め、資本主義の「外」へ抜け出そうというのが加速主義である。
公務員は減らせるだけ減らす、行政コストは削るだけ削る(小さな政府)。社会福祉制度のフリーライダーは一掃する。学校教育では上位者の命令に従うイエスマンを創り出す。これらはアメリカの「加速主義」たちが主張し続けてきたことといくつかの点で重複する最新の政治的主張だ。(内田樹による維新の会評)