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また差別落書き 休憩施設７カ所 川崎・多摩区
差別落書きが新たに見つかった休憩施設のベンチ（川崎市提供）
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川崎市内で在日コリアンをおとしめる差別落書きが大量に行われている
ヘイトクライム（差別に基づく犯罪）で、市は７日、
多摩区で複数の差別落書きが新たに見つかったと発表した。
二ケ領用水沿いの休憩施設のベンチ３基と転落防止柵の計７カ所に
「朝鮮人は犯罪民族」「反日朝鮮人」といったヘイトスピーチが書かれていた。
これまでに見つかったものと同じ表現で筆跡も似ているという。
６日、清掃を行っていた近隣住民が見つけ、多摩道路公園センターにメールで連絡。
７日に同センターの職員が確認し、ブルーシートで覆う措置を施した。
差別落書きは１１月１９、２０、２４日に多摩、宮前、幸区の８公園で見つかっており、
７日のものを合わせ３５件を数える。
市は同様のヘイト落書きが約５０件見つかった２０１８年には
「差別的な落書きは人権侵害です」という啓発・警告メッセージを出したが、
市人権・男女共同参画室はこの日、「対応は庁内で相談中」と話すにとどまった。
【おことわり】記事には差別的な文言がありますが、そのまま報道します。
差別の実態を共有し、あらゆる差別を許さない社会をつくっていく一助にするためです。
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石橋学 @ishibs_kanagawa
35件もの差別落書きが見つかるという異常事態だが、
差別を非難するメッセージすら出さない市の対応も異常。
担当の川崎市人権・男女共同参画室は「対応を検討中」と繰り返すばかり。