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【炭鉱の朝鮮人】
・筑豊での朝鮮人坑夫の雇用は、すでに大正の末ごろからみられる（直方市史）
・昭和12年の日中戦争の勃発とともに、石炭業界は戦時下の増産体制へと向かった。
同時に労働者の召集が強化され、増産に対する労働力不足に加え、軍需工場の
工員増加の影響も加わり、深刻な募集難となる。
・その対策として労働時間の延長緩和と、朝鮮人労働者の移入を図り、
以降２年間で筑豊では20,060人（全国の25,835人のうち77.6%）に達した。
・戦前の在日朝鮮人にとって住居の確保は、差別賃金・失業による成果湯圧迫の
ために困難を極めた。
そのため大都市の河川沿いや工事現場跡、北海道・九州などでは炭鉱地域に
朝鮮人部落が形成され都市部落やスラム地区への流入・混在も始まった。