17/04/27 06:21:17.48 4jaDgVf6.net
続き
ねずきち男爵のこの歌の解釈は以前から何回も引用させていただいています。
ブログには恥ずかしげもなくそのままになっていますが、多分既に紙媒体で出版したので後に引けない状況なのであろうと推察しております。
URLリンク(nezu621.blog7.fc2.com)
女性が輝く時代
黒髪のみだれもしらずうちふせば
まづかきやりし人ぞ恋しき
男爵の御解釈では、まづかきやりし、は "思わず相手の男性の背中に爪をたてて掻きむしったってことです。(引用)" ということだそうです。
これは大間違いで正しくは、掻きやる、は髪の縁語で、髪を払いのけるしぐさを言っています。髪が乱れて顔にかかっていることも気にしないで横になっていると、その髪を顔から払いのけた人のことが恋しい、という意味です。
男爵と同じ程度の、和歌を商売にしようと考えている方々の間で、性的な解釈を持ち出しているものがあるかも知れませんが、専門的な研究者にそのようなものがあるとは寡聞にして存じません。
男爵の読書傾