17/03/23 15:02:47.86 4N70EVtf.net
現代語訳しておきましょう
十六にいわく
民を使うに時をもってするは、古(いにしえ)の良き典(のり)なり。
故に、冬の月には間(いとま)あり、もって民を使うべし。
春より秋に至るまでは、農桑(のうそう)の節(とき)ゆえに民を使うべからず。
それ農(たつく)らざれば何をか食(くら)わん。桑(くわ)とらざれば何をか服(き)ん。
現代語
民に使うときに時期を考える事は昔からの良い決まりである。
だから、冬の月には (民に) 時間があるので使役するのが良い。
春から秋までは農業や養蚕の時期なので民を使ってはいけない。
農業が出来なければ何を食うのか、養蚕をしなければ何を着るのか。
引用
※ポイント
人々がが農耕をしなければ何を食べていけばよいのか。
養蚕がなされなければ、何を着たらよいというのか。
グローバリズムだの輸入すれば良いだのという空論に染まる現代社会への警告とも受け取れます。
引用終わり
聖徳太子はグローバリズムの話をしているわけではなくて、農民が忙しいときに使役してしまったら飯も着るものも出来ない、といっているのです。