17/02/11 17:48:12.90 My+fD5S5.net
>>241
確かに何の価値もない老人の繰言です。それほどのお歳でもないとおもうのですが、精神の老化は肉体の老化よりも先に進んでしまうこともあるのですね。
繰言、ということで、ねずきちさんのお好きな和歌を引用させていただくと、
いにしえのしずのおだまきくりかへ しむかしをいまになすよしもがな
とでも申しましょうか。こちらは業平詠で、静御前ではありません。念のために。
いにしえのしずのおだまき、はくりかへし、を引き出すための序詞で、静御前の意味ではありませんし、おだまきも苧環の花という意味ではなく、賤機織用に巻いた麻の苧という意味です。
機織は同じ仕事を繰り返すので、繰り返しという詞を引き出す為に使われるのですね。ねずきちさんのように韻文を鑑賞することが出来ない方にはご理解不能と思いますが。
この歌の意味は、簡単に言えば、ねずきちさんのお嫌いな恋の歌で、二人の仲を昔のように戻したくてもそんなことは出来ない、という意味になります。もちろん男女の間の贈答に使われた歌です。
それでは、この歌をすこし現代風に改作してみましょう。
いにしえのねずのくだまきくりかへ しむかしをいまになすよしもがな
この歌の意味は、簡単に言えば、ねずきちさんがいくら昔話でくだを巻いても、社会は進歩してしまっているので昔に戻すことは出来ないよ、という意味です。恋の歌ではありません。