17/01/23 19:49:58.44 tX7anJkw.net
ところで、本日の記事
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右大将道綱母
これもトンデモです。
引用
実は、そんな気持ちの日常を綴った文学が、彼女が書いた『蜻蛉日記』です。
「かげらふにつき」と読みますが、かげろうというと、なんとなくイメージは「ウスバカゲロウ」の消えてしまいそうな、か細いイメージかと思います。
けれど、そっちのカゲロウは、漢字で書いたら「蜉蝣」です。
彼女の日記は、「蜻蛉」です。
これは「かけらふ」とも読みますが、もともと、トンボのことです。
つまり、『蜻蛉日記』は、実は「トンボ日記」なのです。
そのトンボですが、トンボは飛行中に空中に前進だけでなく停止することができます。
けれど、後ろには下がれない。
そこからトンボは古来、勝ち虫と呼ばれ、何があっても前に進む、決して後ろに下がらないことの象徴として、特に武人に愛された生き物です。
戦国武将の前田利家の兜(かぶと)は、だから黄金のトンボです。
つまり道綱母は、
「どんなに辛かったり悲しかったり悔しかったりして、
泣いてばかりの日々であったとしても、
私は絶対に後ろに引き下がらない」
という固い決意を持っていたから、日記のタイトルを「ドンボ日記」としているのです。
引用終わり
この日記が書かれた時代には とんぼは 秋津と呼ばれていましたね。
蜻蛉の日記も上古の時代にはひらがなで、かげろふ、と記述されていたようですが中世以降漢字で蜻蛉日記と表記されるようになったようです。
更に、かげろうの日記の表題の由来については本文中に作者自身が語っていますので続きに書きます。
続く