16/05/14 11:53:48.72 nPPt4Qml.net
ねずきち氏にはわかりにくいかも知れないので、もう少しご説明致します。
戦前の文書を見るとひらがなに、ゐ、ゑの文字が出てきます。これらは過去には独立した音にで発音されていました。
現代では "ゐ" は "い" に、 "ゑ" は "え" もしくは "よ" に統合されてしまっています。表記する場合も、もともとの "ゐ" や "ゑ" は使用されずに "い" や "え"、"よ" と表記されます。
これに類似したものが "を" です。こちらは現代では発音は "お" に統合されています。たた゜し、助詞として使用される場合のみ、発音は同じ "お" でありながら表記は "を" という例外表記が生き残っています。
名詞、動詞で "を" を含むものについては現代語表記は "お" になっていて、"お" と発音されていますが、過去には違う発音をされていたのです。
過去の日本人が "おろち" を発音する場合と "をろち" を発音する場合には明確に違う音と認識して発音していたわけです。
それを、"遠呂智"の発音 (をろち) = "愚地"の発音 (おろち) とおっしゃっている時点でねずきち氏の論は破綻しています。
そもそも "愚地" を "おろち" と発音すると考える時点で破綻してるといってもよさそうなのですが、少し氏の説に妥協するとしてもこのくらい間違っています。