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原爆症
原爆症(げんばくしょう、英語: atomic bomb injury)とは、原子爆弾(原爆)による被災によって生じた健康障害の略称。
原子爆弾症・原子爆弾傷とも表記する。
発症は被爆直後の場合が多いが、10年、20年経った後に発症することも少なくない。
60年以上経った現在でも、新たに発症するケースが見られる。
また、直接被爆をしていなくても、原爆投下直後に救援等のため被災地に入ったことによっていわゆる入市被爆したり、
放射性降下物を含んだ「黒い雨」を浴びたり、さらに母胎内で被爆して生まれた子供にも発症した。
広島市、長崎市では被爆直後は健康に見えた人の容態が突然悪化し、
死亡したケースが数多く確認されている。
多くの場合、体にだるさを感じた後、目が見えなくなったり、節々に痛みを感じたりしたのち死亡した。
原子爆弾が投下された当時、一部を除いて医療関係者でも放射線障害に関する知識が皆無であったため、
治療を施した後や外見上問題のない者が死んだり、
被災地域に入っただけの者が発症して倒れる現象を『ピカの毒にあたった』と表現して恐れた。
これは当時、原子爆弾の中に人体に有害な毒ガスが混入されており、それが原因で発症する疾病という俗説があったためである。
放射線被曝は、骨髄等の細胞周期の短い細胞に大きな影響を与える確率が高い(いわゆるベルゴニー・トリボンドーの法則)ため、
白血病等の血液悪性腫瘍を引き起こすことはよく知られている。
また、被曝の数十年後の発癌の確率が高まる。
これらの科学的知見は放射線影響研究所によって大規模コホート調査によって証明された。