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合理的期待形成仮説
1970年代末、米国の経済学者ルーカス、サージェントなどによって主張されたもので、
政府が裁量的経済政策を行ったとしても、企業も個人も、その結果を正しく予想し行動するところから、
その政策は無に帰すとした仮説。マネタリズムが、ケインズ的金融、財政政策は長期的には成功しないとしたのに対し、
合理的期待形成仮説は短期的にも成立しないとした。この理論は期待の役割を導入し、
数学式を多用し、計量モデルを批判したが、その基礎前提があまりにも現実から離れ、経済学の虚構性をいっそう拡大した。
( 荒川章義 九州大学助教授 )
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