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2026/05/31 11:30
矢沢寛茂
再生の仕組みは謎、苦慮する宮内庁
日本庭園の傑作と称される桂離宮(京都市西京区)で、生きた竹を生け垣として編み込む「桂垣」が存亡の危機にある。
およそ120年に1度とされるハチク(淡竹)の開花が2020年に続いて今春も起き、相次いで枯死してしまったためだ。竹の開花には謎が多く、管理する宮内庁は対応に苦慮している。(京都総局 矢沢寛茂)
桂垣は、東側の外周道路に沿った250メートルに設けられている。桂離宮の敷地に群生するハチクの一部を土から生えた状態のままで折り曲げ、垣根(約2メートル)に編み込む独特の工法だ。
ハチクは中国原産とされ、高さ約10メートルに成長し、タケノコとして食用になる。開花はおよそ120年に1度で、開花すると枯死してしまうが、種子をつけないため、どのように竹林が再生するのか不明点が多い。
宮内庁京都事務所によると、桂垣の詳しい由来は分かっていないが、明治以降に旧宮内省が管理するようになった頃には桂垣があったとみられる。おおむね10年周期で新しい竹に付け替えながら維持されてきた。竹の葉のつややかで軽やかな装いが特徴だ。
異変の始まりは、全国でハチクが一斉に開花を始めたことだった。
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