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12/23(火) 10:22配信
中国新聞デジタル
鳥取大医学部(鳥取県米子市)の中村貴史教授(51)=遺伝子治療学=の研究グループが、投与した部位だけでなく、転移がんにも高い治療効果を示す次世代がん治療用ワクシニアウイルス「FUVAC121」を開発したと発表した。ウイルス療法としての実用化に向けて、2029年ごろの臨床試験入りを目指す。
【画像】治療用ウイルスの説明資料
FUVACは天然痘ワクチンに由来するワクシニアウイルスを基に21年に開発。投与するとがん細胞のみを破壊するが、転移した場合に効果が限定的といった課題があった。そこで、転移がんにも作用する遺伝子2種を発生させるよう改良して「121」を編み出した。
マウス実験では、腹の左右に腫瘍を生じさせて一方に「121」を投与すると、18匹中13匹で投与した側だけでなく両方の腫瘍が消えた。腹部に複数の腫瘍が転移したマウスでは、既存ウイルスでは生存ゼロだったが「121」では5匹中1匹が生き残ったという。
臨床試験に向けては高品質なウイルスの増産が必須となる。鳥取大はこの日、鳥取キャンパス(鳥取市)で、遺伝子細胞治療薬分野の受託開発製造を手がける台湾の「TFBSバイオサイエンス」とウイルス製造の委託契約を結んだ。
記者会見した中村教授は「患者が待っている。一日も早く現場に持って行くことが私のミッション」と強調。医師でもある原田省学長は「臨床医としてがん治療で一番恐れるのは転移だ」として実用化に期待を示した。
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