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marusatta (著)・パルモ (編集)
公開: 2025-11-29 16:00
メキシコでは2021年に50ペソ紙幣のデザインを刷新し、同国にのみ生息するウーパールーパーの姿を裏面に印刷した。
ところがこの紙幣、「可愛い!」「美しい!」と世界中で評判になり、コレクターズアイテムとしても人気になった。
その結果、現在この50ペソを手元に保管する人が続出、紙幣として流通しなくなるという困った事態に陥っているのだという。
使いたくない!可愛いウーパールーパーが描かれた紙幣
こちらがそのウワサの50ペソ紙幣である。裏面にはご覧の通り、ウーパールーパーのイラストが印刷されている。
URLリンク(karapaia.com)
Image by Istock AmericanWildlife
なるほど可愛い。ウーパールーパーのおまぬけな表情が上手く表現されていて、愛好家にとってはたまらなく愛嬌のあるデザインである。
同じお札の表面には、アステカ王国の首都テノチティトランを背景に、「聖戦のテオカリ」と呼ばれる、サボテンの上で蛇を咥えるワシの意匠が描かれている。
この紙幣は、2021年の国際銀行券協会「今年の紙幣賞」を受賞した。
この賞は、デザインや偽造防止技術などを総合的に判断し、その年に新規に発行された中で、最も優れた紙幣に贈られるものだそう。
デザインが美しいのはもちろんだが、偽造対策に施された大きな透明の窓や、傾けると色が変わってみるインクなどの最新技術も評価されたらしい。
ちなみにその前年の2020年にも、同じメキシコの100ペソ紙幣がこの賞を受賞している。
100ペソ紙幣の意匠は、表面に修道女で詩人のソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス、裏面には「旅する蝶」として知られるオオカバマダラが描かれている。
ウーパールーパーが可愛すぎて多くのメキシコ人が手元に保管
バンコ・デ・メヒコ(メキシコ銀行)によれば、およそ1,290万人のメキシコ人が、この50ペソ札を少なくとも1枚以上手元に「保管」しているそうだ。
その結果、数十億ペソ規模の50ペソ紙幣が、いわゆるたんす預金に回されているような状態で、流通から外れてしまっているらしい。
この状況に、メキシコ国内ではデマも飛び交いまくった。
「政府が50ペソの発行を止めるらしい」だの、「いや、新たに大量に刷るらしい」だのといったウワサに振り回されて、余計に使わないことに決めた人も多かったようだ。
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