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松下秀雄2025年11月25日 19時00分
日本史に「山口時代」を設けよう―。トーマス・コンラン米プリンストン大学教授が24日、山口市で講演し、こんな案を提唱した。山口を本拠に広大な領域を統治した大内氏が室町時代の一時期、足利将軍家以上の権力を握り、山口が日本の中心になっていたとの認識からだ。
コンラン教授は東アジア史が専門で、約30年にわたって大内氏を研究している。昨年、刊行した著書のタイトル「KINGS IN ALL BUT NAME」は、肩書はともかく、事実上は大内氏が日本の王だったという意味だ。刊行を記念する講演会が山口市で開かれ、日本語で講演した。
教授は講演で、「日本の歴史の新しい時代を提案します。1465年から1551年までの期間を『山口時代』と呼ぶべきだと考えます」と唱えた。京都が応仁の乱などで荒れ果てていたころで、1465年は応仁の乱に参戦し、戦を終わらせた大内政弘が当主となった年、1551年はクーデターが起きて大内義隆が自刃した年だ。
そのころの山口は「日本で最も重要な政治的、経済的、文化的な都市であり、権力の中心だった」と指摘。当時、欧州でつくられた日本の地図の中央に「MAGUCH」(山口)と書かれていたことや、日本を訪れたポルトガル人が当時人口10万人ほどのリスボンに山口を例えたことなどを紹介した。
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