【火山】なぜ米軍は、かつて噴火する火山を爆撃したのか? 爆破、防御壁、冷却、祈り――噴火の被害を回避する試行錯誤の物語 [すらいむ★]at SCIENCEPLUS
【火山】なぜ米軍は、かつて噴火する火山を爆撃したのか? 爆破、防御壁、冷却、祈り――噴火の被害を回避する試行錯誤の物語 [すらいむ★] - 暇つぶし2ch1:すらいむ ★
22/04/12 20:48:43.85 CAP_USER.net
なぜ米軍はかつて噴火する火山を爆撃したのか?
爆破、防御壁、冷却、祈り―噴火の被害を回避する試行錯誤の物語
 1935年、ハワイの巨大火山マウナロアが噴火し、赤熱した溶岩が人口1万6000人(当時)のヒロの町に向かって流れ下った。
 通常、火山が噴火したら、人間は避難するしかない。
 しかしこの年、科学者たちはちょっとした試みを実行することにした。
 同年12月27日、キーストーン・エアクラフト製の複葉爆撃機B-3とB-4の小部隊が、ヒロに迫る溶岩流の上空を飛行し、20発、TNT換算で3トン強分の爆弾を投下した。
(以下略、続きはソースでご確認ください)
ナショジオ 2022.04.10
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)

2:名無しのひみつ
22/04/12 21:01:47.31 qhUZ06AL.net
そもそも、
火山の近くに住むな。って話よ

3:名無しのひみつ
22/04/12 21:02:59.79 CFar+QdW.net
日本人がそれ言ってもなぁ

4:名無しのひみつ
22/04/12 21:31:27.07 Fl+DIJNw.net
山体崩壊させる勢いで富士山に重爆撃を加えようぜ!
阿蘇山とか浅間山とかでもいいけどさ

5:名無しのひみつ
22/04/12 21:33:14.06 iiB4bPip.net
グスコーブドリ

6:名無しのひみつ
22/04/12 21:34:31.74 +KgPg+6f.net
これ日本でも使用爆弾や爆破方法の比較
検討や実弾訓練を兼ねた実証実験をやっても

7:名無しのひみつ
22/04/12 22:54:59.03 ET0Ab5lr.net
>>1
URLリンク(cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp)
1935年12月の朝、噴火中の米ハワイ州のマウナロア山に投下された爆弾が爆発する様子を上空から撮影した写真。溶岩がヒロの町に到達するのを防ぐため、米軍は重量600ポンド(約270kg)の爆弾を20発投下した。(PHOTOGRAPH BY ARMY AIR CORPS, 11TH PHOTO SECTION)
 爆撃の目的は、マウナロア山の破壊でも、噴火を止めることでもない。地上や地下の流路を崩してヒロに向かう溶岩の流れを変え、
危険を回避するためだった。この作戦は、爆発物を使って溶岩流の向きを変えようとする人類初の試みであり、
その後も同様の作戦が続くことになった。
 これまでのところ、この種の回避策で危機を完全に防げた作戦は1つもない。溶岩の流出が続くかぎり、
どんなに技術的に優れた作戦であっても、最終的には火山に負けるからだ。
 しかし英ケンブリッジ大学の火山学者エイミー・ドノバン氏は、意味がないわけではないと言う。
溶岩流の向きを変えられれば、「避難する時間を稼げます。その間に住民は荷物をまとめることができます」
 1881年の夏。噴火に立ち向かうため、ヒロの村人たちは小さな岩壁を築いたが、
壁はあっという間に溶岩流にのみ込まれてしまった。
...王女の祈りでも止まらなかった場合に備えて、地元当局は溶岩流の手前で多量の爆薬を使う準備をしていたという。
 1935年11月。マウナロア山の噴火がまた始まると、当局は再び爆破を計画した。
12月23日には、ヒロに水を供給しているワイルク川の水源まで溶岩が到達しそうになった。
 溶岩流は、自らが作り出した流路や地中の溶岩チューブ(溶岩流の表面が空気や土に触れて冷え固まり、
内部を高温の溶岩が流れているもの)を通ってヒロの方向へ流れ下った。
地中のチューブは断熱材の役割も果たしたため、中を流れる溶岩は溶融状態を長く保っていた。
...
 人力で爆薬を運ぶという案もあったが、すぐに却下された。ジャガーは米軍に上空から爆弾を投下してくれるように依頼した。
依頼してから4日後の12月27日、米軍は10機の複葉機を2つの目標地点に飛ばし、600ポンドの破壊用爆弾Mk Iを投下した。
 1936年1月2日、溶岩の流れが止まり、ヒロは再び難を逃れた。...まったくの偶然ではあるが、爆撃の前後に溶岩の噴出ペースが
低下しており、溶岩流の停止は、単純にこれで説明できた。
 イタリアのシチリア島にあるエトナ山は不安定な火山で、ほぼ絶え間なく活動している。...
https:
//cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/110101258/03.jpg
1994年にスペースシャトル「エンデバー」のレーダーがとらえたエトナ山の山頂。(PHOTOGRAPH BY NASA, JPL)
 1991年から1993年にかけてのマグマ噴火は「過去350年間のエトナ山の噴火の中で、最も長く続き、最も大量の溶岩が噴出しました」
とイタリア国立地球物理学火山学研究所の火山学者ボリス・ベーンケ氏は語る。
その溶岩は人口9500人のザッフェラーナ・エトネアの町を脅かし、当局は解決策を模索した。
 ここで参考になったのが、エトナ山が1983年に小規模な噴火を起こしたときに試された溶岩流の爆破だった。
同年の噴火では、溶岩流が一部の農地を覆い、近くの町に迫った。これを溶岩の流れを変える実験のチャンスととらえた当局は、
世論にも後押しされて、爆薬の使用を決めた。
 正確を期すため、技術者たちは徒歩で爆薬を仕掛けに行き、溶岩流路の横に掘った小さなトンネルに詰めた。
しかし、溶岩に熱せられたトンネルは白熱しており、「技術者たちは、そんなところに爆薬を入れたら早々に爆発してしまう
のではないかと心配しました」とベーンケ氏は言う。そこで、トンネル内に水を注入して冷却したところ、
激しい温度変化によって溶岩流路が変形して側面から溶岩が漏れ出し、爆薬を仕掛ける前に流れが変わってしまった。
 結局のところ、1983年の実験は失敗に終わっていた。爆破によって危険のない新しい流路はできたものの、
溶岩が進む方向はあまり変わらず、しかも開口部はすぐに閉じてしまった。しかしこの実験のおかげで、
当局は約10年後の緊急事態に適切に対応することができた。

8:名無しのひみつ
22/04/12 22:55:10.61 ET0Ab5lr.net
 1991年にエトナ山が再び噴火したとき、溶岩流を止めるために土塁が造られたが、すぐに乗り越えられてしまった。
1992年の春には「表面の溶岩は冷えて固まり、多くの溶岩が溶岩チューブの中を流れるようになっていました。
これは溶岩流の優れた存続メカニズムです」とベーンケ氏は言う。
 人々に助けを求められた米軍はまず、爆弾ではなくコンクリートブロックを選択した。数機のヘリコプターが溶岩チューブの
天窓の上空からブロックを落として流れをせき止めようとしたが、失敗に終わった。
 そこで1992年5月、技術者たちは1983年と同様の方法を試すことにした。まずは、勇敢なダンプカーの運転手が、
溶岩で覆われた山を登るための比較的安全な道を作った。その後、作業員たちが溶岩チューブの側面に穴を掘り、
合計7.7トンの爆薬を仕掛けた。このときには爆薬を仕掛けるべき場所を正確に把握できていたので、期待通りの結果が得られた。
「彼らは大量のダイナマイトに火をつけて、すべてを吹き飛ばしました」とベーンケ氏は言う。
 ほとんどの溶岩は人工的に掘った溝に流れ、そこで冷えて固まった。数時間後、ザッフェラーナ・エトネアを脅かしていた
溶岩流は止まった。「作戦は成功しました」とベーンケ氏は言う。その後、エトナ火山の噴火も落ち着き、町は安全を取り戻した。
爆撃すべきか否か?
 この試みが成功し、他が失敗したのはなぜだろう? ディートリック氏によると、溶岩流の向きを変えるためには、
いくつかの条件を満たしている必要があるという。溶岩チューブや溶岩流路のように溶岩が流れるルートがあり、
それらに穴をあける場所を正確に選べ、そして、向きが変わった溶岩が流れる先として問題ない場所があることだ。
「これは非常に特殊なシナリオです。一般の人が思うよりはるかに特殊です」とニュージーランドのオークランド大学で
溶岩流の危険性を研究しているソフィア・ツァン氏は言う。溶岩は最も急な下り坂に沿って流れていくため、
爆破する場所もかなり急な斜面になければならない。エトナ山は成層火山で傾斜角度が大きいのに対して、
マウナロア山をはじめとするハワイの楯状火山の傾斜は緩やかなため、
爆薬を使って溶岩流をそらせることは多くの場合、検討に値しない。...
野生の猛獣のような溶岩
 2020年9月25日付けで学術誌「Journal of Applied Volcanology」に掲載されたツァン氏らの溶岩の危険性をまとめた研究によれば、
爆薬など使わなくても溶岩流の流れを変えられるかもしれない。
 1973年、アイスランドのヘイマエイ島にあるエルトフェットル火山が噴火し、同国にとって重要な港が消滅する危機に陥った。
対応にあたった人々は、噴火が終息するまで5カ月にわたって大量の海水を溶岩にかけ続け、溶岩の流れるスピードを遅くする
ことに成功した。しかし、この方法は、海が近い場所でないと再現できそうにない。
https:
//cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/110101258/06.jpg
2021年4月、アイスランドのファグラダルスフィヤル火山にある2つの火口から流れる溶岩。(PHOTOGRAPH BY HALLDOR KOLBEINS, AFP VIA GETTY IMAGES)
 防御壁によって溶岩流を阻んだり、向きを変えたりする方法は、はるかに一般的に利用されている。
「爆撃よりも確実に時間を稼げるようです」とツァン氏は言う。
 爆撃とは違い、防御壁は噴火前に火山の周りに設置することができる。
2021年5月に大噴火を起こし、大きな被害を出したコンゴ民主共和国の危険な火山ニイラゴンゴの周囲に防御壁を建設する
という話もある。しかし、このような予防策が常に可能であるとは限らない。
溶岩は、火山の広い範囲に突然できた亀裂や火口から噴出することが多く、先手を打って防御壁を設置することは困難なのだ。
「溶岩は一般的な流体ではありません」とスペインのナショナル ジオグラフィック研究所の火山学者スタブロス・メレトリディス氏は言う。
溶岩は自ら独特な地形を作り、周囲にブルドーザーのような力と猛烈な熱を及ぼす。...
 ドノバン氏は、溶岩の流路に何を置いたとしても、「噴火が止まらなければ、溶岩はどんな障壁も、
どんな穴も乗り越えてしまうでしょう」と語る。

9:名無しのひみつ
22/04/12 22:55:35.27 ET0Ab5lr.net
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