20/12/07 17:16:11.92 iTmNKGH0.net
>>77
ああ、各国に比べて大幅に安いトンデモ試算の10.1円/kWhね
URLリンク(www.renewable-ei.org)
P54
全世界のエネルギー投資に関する分析で知られる Bloomberg NEF によれば、主要な国の中で新設
の原子力発電がコスト競争力を発揮できる国は中国しかない(図 30)。中国では原子力の発電コストが
約 7~8 セント/kWh と低い。そのほかの国ではフランスが約 30 セント/kWh、英国が 18~27 セント/kWh、
米国が約 20~35 セント/kWh で、3 カ国ともかなり高くなっている。初期投資を現状に合わせて高額で
想定していることがコスト増加の理由の 1 つだ。
日本では 2015 年に経済産業省の発電コスト検証ワーキンググループが算出した原子力の発電コス
ト(10.1 円/kWh 以上)を前提にすれば、他の電源のコストが高いため、まだ競争力を持ち続けるように
見える。しかし、この試算が今後も通用するかどうかは疑問だ。世界各国の新設プロジェクトの多くは、
建設計画が遅延してコストの超過を招いている。さらに事故リスク対応費用の増加も想定される。
福島第一の事故の処理費用が当初予測の 11 兆円(ワーキンググループの想定は 12.2 兆円)から
ほぼ倍増の 21.5 兆円に拡大する見通しであることが 2016 年に明らかになった115。このほかに廃炉と
廃棄物処理にかかるコストが不確かな状況にある。原子力の発電コストがワーキンググループの試算
結果から上昇する可能性は大いにあり、一方で風力や太陽光の発電コストは試算結果よりも低下して
いる。日本でも原子力発電がコスト競争力を発揮できる状況ではなくなった。