20/11/25 16:47:51.58 CAP_USER.net
iPS細胞から人工心臓組織、高感度の評価デバイスを開発
人工多能性幹細胞(iPS細胞)の技術を使い、ヒトの心臓組織の機能を高感度に評価するデバイスを開発した、と理化学研究所生命機能科学研究センターのグループが発表した。
心臓病に対する再生医療や創薬などへの活用が期待されるという。
iPS細胞由来の心筋細胞を使い、再生医療や創薬を目指す研究が進んでいる。
ただ心臓組織は血管細胞や繊維芽細胞などさまざまな細胞が立体的に組み合わさっており、心筋細胞だけでは本物の心臓を再現したことにはならない。
研究グループは2017年、ヒトの心臓の多様な細胞をiPS細胞から作り、シート状の人工心臓組織にまとめることに成功。
ただ、これを移植や創薬に利用するには、血液を送り出すポンプとしての人工心臓の機能を確かめる仕組みが必要となる。
そこで研究グループは、ヒトiPS細胞から作り培養して150~200マイクロメートル(1マイクロは100万分の1)の厚みを持たせたシート状の心臓組織と、蛍光粒子が流れる血管のような流路を組み合わせ、極小の装置「ハートオンチップ型マイクロデバイス」を開発した。
心臓組織が拍動し収縮するとボタンが押し下げられて流路に影響を与え、これに応じて蛍光粒子が動く仕組みだ。
このデバイスを使って拍動の速さや強さ、細胞内のカルシウムイオン濃度、薬を投与した時の反応などを調べ、実際の心臓の機能を十分に再現していることを確認した。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
サイエンスポータル 11/25(水) 16:23
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