【古代】トウモロコシが地球で初めて主食となった痕跡が発見される。 最初はお酒のために栽培していた!? [しじみ★]at SCIENCEPLUS
【古代】トウモロコシが地球で初めて主食となった痕跡が発見される。 最初はお酒のために栽培していた!? [しじみ★] - 暇つぶし2ch1:しじみ ★
20/06/06 23:28:01 CAP_USER.net
→トウモロコシが初めて主食となった時期が判明
→メソアメリカでは約4700年前から3700年前の間にトウモロコシ食が普及したと考えられる

現在、トウモロコシはタコスやポップコーンなどの食材、石鹸や化粧品などの日常品として世界中で使用されており、2019年には10億トンも生産されています。

今やどこにでもある重要植物「トウモロコシ」ですが、それらが食べ始められた時期については、ほとんど知られていませんでした。

ニューメキシコ大学の人類学教授キース・プルファー氏ら研究チームは、中米の岩盤から保存状態の良い古代人の骨格を発見し、そこからトウモロコシが主食となった時期を明らかにしました。

■トウモロコシの歴史

トウモロコシは、約9000年前の中央メキシコのバルサス川渓谷で育つ野生の草「テオシント」の栽培化が起源のようです。
URLリンク(nazology.net)

そして、約6500年前にマヤの低地で最初のトウモロコシ栽培が行われました。

しかし、この時点ではトウモロコシが主要な穀物だったという証拠はありません。

むしろトウモロコシの最初の使用はお酒だったと思われます。トウモロコシは多くの糖分を含んでおり、メソアメリカ(メキシコおよび中央アメリカ北西部の地域にあった高度文明)では伝統的に発酵飲料として利用されてきました。
URLリンク(nazology.net)

今回のプルファー氏の論文は、「トウモロコシが人間に主食として採用された」ことを示す初めてのものです。

さて、食糧生産と農業は人類の歴史の中で最も重要な文化的革新の1つです。農業は人々が大きなグループで生活することを可能にし、食糧生産を中心とした恒久的な村の開発に寄与するからです。

実際、マヤ地域では3000年前から1000年前の間に、農業によって都市国家の発展が起こりました。

しかしこれまでは、初期のメソアメリカ人がいつから農民になったのか、またどのようにトウモロコシが主食として受け入れたのか分かっていませんでした。

彼らは採食・狩猟・園芸などで非常に成功していたので、そこからの農業への移り変わりは、考古学者たちにとって非常に興味深い情報なのです。

■トウモロコシ発見

古代人の食事にトウモロコシがどの程度含まれていたかを調べるために、研究者たちは発掘された52人の骨と歯に含まれる炭素同位体を測定しました。
URLリンク(nazology.net)

人間の骨は食物から得られた多くの物質で成り立っています。中でも炭素は非常に大切な役割を担っています。

そして、食べ物の種類によって炭素が含まれる割合は異なります。そのため骨の炭素の割合と比べることで、その人の食生活が明らかになるのです。

調査対象の遺骨で最古のものは約9600年前のものであり、一番新しいものは約1000年前のものでした。
URLリンク(nazology.net)

分析の結果、最古の遺骨からは、野生の植物、ヤシの実、果物、狩猟によって得た肉を食べていたと判明。

さらに、それから4700年前までには食生活がより多様化しており、中には初めてトウモロコシを食べた人もいました。この時点では食生活においてトウモロコシが占める割合は30%未満でした。

しかし、その700年後にはトウモロコシの割合が70%まで増加しています。

つまり、トウモロコシの主食としての広がりは4700年前から3700年前の1000年間に起こったと考えられるのです。この発見は農業・社会発展の歴史を知るうえで大いに役立つでしょう。

今後、研究は次の段階へ進む予定です。

プルファー氏は「新しいテクノロジーを活用するなら、古代のDNA研究、アミノ酸の同位体分析を通じて更に詳しく分析できる」と述べています。

この研究は6月3日、「Science Advances」誌に掲載されました。

Early isotopic evidence for maize as a staple grain in the Americas
URLリンク(advances.sciencemag.org)

URLリンク(nazology.net)


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