15/05/18 18:37:04.80 .net
リコー、圧力発電の新材料「発電ゴム」を開発 ~高い発電性能と柔軟性を実現 - PC Watch
URLリンク(pc.watch.impress.co.jp)
URLリンク(pc.watch.impress.co.jp)
実物の「発電ゴム」
株式会社リコーは18日、圧力や振動により高い発電性能を発揮するという「発電ゴム」の開発に成功したと発表した。圧力のエネルギーを利用した発電と言えば、JR東日本がテストしている
圧電素子による振動発電の「発電床」が有名。
従来、圧力/振動センサーの圧電材料にはセラミックスおよびPVDF(ポリフッ化ビニリデン)が用いられるが、前者は高出力を得られるものの壊れやすく、鉛を含むほか、重量が重いといった問題を
抱えている。また、後者のような高分子樹脂の場合は、高い柔軟性を確保しているものの、微量の電力しか得られないという弱点がある。
発電ゴムは新規材料を利用したもので、セラミックスと同等の発電性能を備えるほか、高い柔軟性を確保しているため、容易に加工ができ生産性も高い。リコーでは、その耐久性を測るために
数百万回の繰り返し負荷試験を実施したが、性能の劣化は起こらなかったと言う。
現在、東京理科大学(山本貴博准教授)との共同研究にて、発電ゴムの分子レベルでの発電機構の解析を行なっており、材料のさらなる可能性の追求とその応用展開を目指すと言う。