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軍オタが好きな名言、名ゼリフ
スレリンク(army板)
13 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 09:40:29 ID:???
「仮に諸君が戦地にあったとする。
そこで長躯進撃を命じられたにも関わらず、糧秣、水の手当てが為されなかった場合、
どのような感想を抱くか―そのような命令を下した上官を評価できるのか」
「少なくとも僕は評価できない。
糧秣や水の調達は兵站、補給という以前の軍首脳部がなすべき最低限の配慮だ。
軍の行動、そのすべてが御国のためになされるべきものであることを考えあわせると、
絶対的な義務とすら断定してよろしい。
よってその手当てもつかぬまま軍を行動させるなど愚行以外の何者でもない。
もし僕が戦地でそのような愚行を為す者を部下に持ったと仮定するのならば―」
「上官としてかれを極刑でもって断罪せざるをえない。
指揮官と兵と共に涙を流す立場でない。
兵に安心して汗を流せるだけの水を与えてやる立場なのだ。
明英大帝はそれを理解しておられなかった」
「よってまことに畏れおおいことながら僕は確言するよりない。
軍司令官としての明英大帝は疑う余地もなく無能であられた、と」
「無論学生諸君が明英帝を国祖の帝として崇めることに僕は何の異議も唱えない。
人にはなにか無条件で信じられるものが必要だ」
「しかしながら、それは戦いに直面した軍人が、
指揮官としての責を背負った段階で頼るべきものではない。
理由もなく信じられるものとはすなわち宗教にすぎない。
そして宗教とは現実問題に容喙させるべものでは絶対にない」
「それができないのであれば軍人を辞めろ。坊主になれ。
坊主になって葬式でもして儲けるか
気も頭も弱い薄ら莫迦どもを騙すかしていればいいのだ。
本日の講義はこれで終わる。学生起立!」
新城直衛 皇国の守護者 8巻「楽園の凶器」