18/10/14 18:21:54.99 WeHPztdI.net
★
嫉妬は利己心のいちばん情熱的な形式、
自分を忘却し、自分を従属させることができない、
専制的な気むずかしい虚栄心の強い自我の高揚である。
★
尊敬と正義は近い間柄である。
何も尊敬しない人間は、絶対的君主が法律に対すると同様に、己れ自身をすべての上におく。
だから、群小の平等論者は蟻のように集まった群小の専制君主である。
★
平等主義は、因襲的不平等・独断的特権・歴史的不正を除去したのち、
次には、功績・能カ・徳性の不平等に対して謀反を起こした。
平等主義は、愛に見せかけようとしている憎しみである。
★
正直にしよう。このことのうちに雄弁と徳行との秘訣があり、
このことのうちに道徳的な影響力がある。
★
民衆を自分の道具にするために民衆に媚びるというのが
普通選挙の手品師・ペテン師の業である。
★
生活とは、つまり習慣の織物である。
★
真の結婚は実際は巡礼であって、
カトリックのドグマの最も高い意味における煉獄でなければならない。
アミエル
スイスの哲学者、詩人、批評家。
(Henri Frederic Amiel, 1821 - 1881)