18/05/31 20:10:27.68 VbSZwdMr.net
★
天賦のかんによって、
その場その場で
絵をかいてゆけばよい。
★
負けて退く人を
よわしと思うなよ。
知恵の力の強きゆえなり。
★
同志と共に国を作ろうとしている。
曲がった国が
真っ直ぐになるのはいつか分からない。
その苦労は死んでからじっくりと味わおう。
★
翼あらば 千里の外も飛めぐり
よろづの国を 見んとしぞおもふ
★
世間の人々は
名誉や利益を追って走っている。
そんな時代に利益や名誉を捨てる
僕のようなものが他にいるだろうか。
僕はたとえ牢で死んでも恨みはない。
★
人は旧を忘れざるが義の初め。
★
人は人 吾は吾なり
山の奥に 棲みてこそ知れ
世の浮沈
★
男児が事を成すには時があるのだ。
たとえ市井の侠客と呼ばれても、
胸にある一片の素の心は
全く変わっていない。
- 高杉晋作 -
166:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:19:45.95 VbSZwdMr.net
★
直言実行、
傍若無人、
死を恐れない気迫があるからこそ、
国のために深謀深慮の忠も
尽くせるのだ。
★
友人の信頼の度合いは
人の死や緊急事態、
困難の状況の時に分かる。
★
後れても 後れてもまた
後れても 誓ひしことを
豈忘れめや
★
三千世界の鴉を殺し
ぬしと朝寝をしてみたい
★
生きるか死ぬかは時機に任せよう。
世の人が何と言おうと、
そんなことは問題ではないのだ。
★
太閤も天保弘化に生まれなば、
何も得せずに死ぬべかりけり。
★
死後に墓前にて
芸妓御集め
三弦など御鳴らし
御祭りくだされ
- 高杉晋作 -
167:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:20:01.29 VbSZwdMr.net
★
何でも大胆にかからねばならぬ。
難しかろうが、
易しかろうが、
そんな事は考えずに、
いわゆる無我の境に入って
断行するに限る。
★
外国へ行く者が、
よく事情を知らぬから知らぬからと言うが、
知って行こうというのが良くない。
何も用意しないでフイと行って、
不用意に見て来なければならぬ。
★
行いは己のもの。
批判は他人のもの。
知ったことではない。
★
事を成し遂げる者は
愚直でなければならぬ。
才走ってはうまくいかない。
★
人には余裕というものが無くては、
とても大事はできないよ。
- 勝海舟 -
168:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:20:24.61 VbSZwdMr.net
★
その人がどれだけの人かは、
人生に日が当たってない時に
どのように過ごしているかで図れる。
日が当たっている時は、
何をやってもうまくいく。
★
人の一生には、
炎の時と灰の時があり、
灰の時は何をやっても上手くいかない。
そんなときには何もやらぬのが一番いい。
ところが小心者に限って
何かをやらかして失敗する。
★
世の中に
無神経ほど強いものはない。
★
自分の価値は自分で決めることさ。
つらくて貧乏でも
自分で自分を殺すことだけは
しちゃいけねぇよ。
★
生死を度外視する決心が固まれば、
目前の勢いをとらえることができる。
難局に必要なことはこの決心だけだ。
★
急いでも仕方がない。
寝ころんで待つのが
第一だと思っています。
★
機先を制するというが、
機先に遅れる後の先というものがある。
相撲取りを見てもただちにわかる。
- 勝海舟 -
169:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:20:41.17 VbSZwdMr.net
★
俺など本来、人(生まれ)が悪いから、
ちゃんと世間の相場を踏んでいる。
上がった相場はいつか下がるときがあるし、
下がった相場もいつか上がるときがあるものさ。
その間、十年焦らずじっとかがんでいれば、
道は必ず開ける。
★
やるだけのことはやって、
後のことは心の中で、
そっと心配しておれば良いではないか。
どうせなるようにしかならないよ。
★
世に処するには、
どんな難事に出逢っても臆病ではいけない。
「さあ、なにほどでも来い。
おれの身体がねじれるならばねじってみろ」
という料簡で事をさばいてゆくときは、
難時が到来すればするほど
おもしろ味がついてきて、
物事は造作もなく落着してしまうものだ。
★
人間の精根には限りがあるから、
あまり多く読書や学問に力を用いると、
いきおい実務の方にはうとくなるはずだ。
★
功名をなそうという者には、
とても功名はできない。
戦いに勝とうという者には、
とても勝ち戦はできない。
何ごとをするにも、
無我の境に入らなければいけないよ。
- 勝海舟 -
170:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:21:12.24 VbSZwdMr.net
★
島国の人間は、
どこも同じことで、
とにかくその日のことよりほかは
目につかなくって、
五年十年さきはまるで暗やみ同様だ。
それもひっきょう、
度量が狭くって、
思慮に余裕がないからのことだよ。
★
人はみな、
さまざまに長ずるところ、
信ずるところを行えばよいのさ。
社会は大きいから
あらゆるものを包容して
毫(ごう)も不都合はない。
★
生業に貴賤はないけど、
生き方に貴賤があるねえ。
★
もし成功しなければ、
成功するところまで働き続けて、
けっして間断があってはいけない。
世の中の人は、
たいてい事業の成功するまでに、
はや根気が尽きて疲れてしまうから
大事ができないのだ。
★
あれのこれのと心配ばかりしていては、
自然と気が餓え神(心)が疲れて、
とても電光石火に起こりきたる事物の
応接はできない。
★
世人は、首を回すことは知っている。
回して周囲に何があるか、
時勢はどうかを見分けることはできる。
だが、もう少し首を上にのばし、
前途を見ることを覚えないといけない。
- 勝海舟 -
171:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:21:29.76 VbSZwdMr.net
★
学者になる学問は容易なるも、
無学になる学問は困難なり。
★
人間、数ある中には、
天の教えを受ける
勘を備えている者がある。
★
大事をなすには
寿命が長くなくてはいけないよ。
★
時勢の代わりというものは妙なもので、
人物の値打ちが
がらりと違ってくるよ。
★
敵は多ければ多いほど
面白い。
★
天下の大勢を達観し、
事局の大体を明察して、
万事その機先を制するのが
政治の本体だ。
★
外交の極意は、
誠心誠意にある。
ごまかしなどをやると、
かえって、こちらの弱点を
見抜かれるものだよ。
★
政治家の秘訣は何もない。
ただ「誠心誠意」の四文字ばかりだ。
- 勝海舟 -
172:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:21:45.89 VbSZwdMr.net
★
命もいらぬ、名もいらぬ、官位も金もいらぬ
というような人物は処理に困るものである。
このような手に負えない人物でなければ、
困難を共にして、
国家の大業を成し遂げることはできない。
しかし、このような人物は普通の人の眼では
見抜くことができぬと言われるので、
それでは孟子が
「仁という広い家に住み、
礼という正しい位置に立ち、
義という大道を歩む。
もし、志を得て用いられたら
民と共にその道を行い、
志を得ないで用いられなければ、
独りでその道を実践する。
そういう人は、
どんな富や身分もこれを汚すことはできないし、
貧しく身分が低いことによって心がくじけることもない。
力をもってもこれを屈服させることはできない」
と言っていますが、
このような人物が
いま仰せられたような人物のことでしょうかと尋ねると、
その通りだ、真に道を行う人でなければ、
そのような姿にはならないものだと答えられた。
- 西郷隆盛 -
173:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:22:03.99 VbSZwdMr.net
★
策略は日常的にすることではない。
はかりごとをめぐらしてやったことは、
あとから見ると善くないことがはっきりしていて、
必ず後悔するものである。
ただ戦争において策略は必要なことであるが、
日常的にはかりごとをやっていると、
いざ戦いということになったとき、
同じことはできないだろう。
蜀漢の丞相であった諸葛孔明は、
日頃策略を用いなかったから、
戦いのときに
思いもよらないはかりごとを行うことができたのだ。
私はかつて東京を引き揚げたとき、
弟(従道)に対して、
私はこれまで少しもはかりごとをやったことがないから、
跡は少しも濁ることはないだろう。
それだけはよく見ておくようにと言いおいたことがある。
- 西郷隆盛 -
174:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:22:19.37 VbSZwdMr.net
★
賢人がすべての役人を統轄し、
政権が一つの方針に進み、
国の体制が一つにまとまらなければ、
たとえ有能な人物を登用し、
自由に進言できるようにして、
多くの人の考えを取り入れるにしても、
どれを取捨するのか一定の方針がなくては、
行うことは雑でまとまりがなく、
とても成功どころではない。
昨日出された政府の命令が、
今日には変更になるというようなことも、
統轄するところが一つでなく、
政治の方針が決まっていないからである。
- 西郷隆盛 -
175:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:22:40.73 VbSZwdMr.net
★
国民の上に立つ者は、
いつも心を慎み、
普段の行いを正しくし、
驕りや贅沢を戒め、
つつましくすることに努め、
仕事に励んで人々の手本となり、
国民がその仕事ぶりや生活を
気の毒に思うくらいでなければ、
政府の命令は行われにくい。
しかし今、
維新創業の大事なときだというのに、
家を贅沢にし、
衣服をきらびやかにし、
美しい妾を囲い、
金を蓄えることを考えているならば、
維新の理想を達成することはできないであろう。
今となっては、戊辰の正義の戦いも、
ただ私利私欲を満たすための戦いとなり、
世の中の人々に対し、
また戦死者に対して
面目ないことであると言って、
西郷先生は涙を流された。
- 西郷隆盛 -
176:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:23:01.56 VbSZwdMr.net
★
何度も何度もつらく苦しい経験をしてこそ、
人の志は初めて堅くなるのだ。
真の男は玉となって砕けることを本懐とし、
志を曲げて瓦となって生き長らえることを
恥とせよ。
我が家の遺訓。
それは子孫のために良い田を買わない、
すなわち財産を残さないということだ。
- 西郷隆盛 -
★
過ちを改めるには、
自分が間違いを犯したと自覚すれば、
それでよい。
そのことをさっぱり思いすてて、
ただちに一歩を踏み出すことが大事である。
過ちを犯したことを悔やんで、
あれこれと取りつくろおうと心配するのは、
たとえば茶碗を割って、
そのかけらを集めて合わせてみるようなもので、
何の役にも立たぬことである。
- 西郷隆盛 -
177:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:23:22.27 VbSZwdMr.net
★
広く諸外国の制度を取り入れ、
文明開化をめざして進もうと思うならば、
まず我が国の本体をよくわきまえ、
道徳心を高めることに努め、
そのうえで、
徐々に外国の長所を取り入れるべきである。
ただみだりに模倣すると、
国体は衰え、徳も廃れて、
救いようがなくなってしまい、
結局は外国の支配を受けるようなってしまうのである。
- 西郷隆盛 -
178:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:23:45.19 VbSZwdMr.net
★
人間の知恵を開発するということは、
愛国の心、忠孝の心を開くことなのだ。
国に尽くし、家のために勤めるという
道が明らかであれば、
すべての事業は前進するであろう。
耳で聞いたり、目で見たりする分野を開発しようとして、
電信を架け、鉄道を敷き、蒸気機関車を造る。
こうして人の注目を集めても、
どういうわけで電信、鉄道が必要なのかを考えもしないで、
みだりに外国の盛大なことをうらやむ。
利害得失を議論することなく、
家屋の作り方からオモチャに至るまで一々外国の真似をし、
贅沢の風潮を助長する。
財産を浪費するならば、
国力は衰え、人の心は浅はかで軽々しくなり、
結局日本は破綻するよりほかないであろう。
- 西郷隆盛 -
★
文明というのは、
道理にかなったことが広く行われることを
褒め称えていう言葉であって、
宮殿が荘厳であるとか、
衣服がきらびやかだとかといった、
外観の華やかさをいうものではない。
もし西洋が本当に文明の国ならば、
未開の国に対しては、
慈愛の心をもって接し、
懇々と説きさとし、
文明開化に導くはずであろう。
ところが、そうではなく、
未開蒙昧の国に対するほど、
むごく残忍なことをして、
自分たちの利益のみをはかるのは
明らかに野蛮である。
- 西郷隆盛 -
179:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:24:03.33 VbSZwdMr.net
★
人が踏み行うべき道は、
この天地のおのずからなる道理であるから、
学問の道は敬天愛人(天を敬い人を愛する)を目的とし、
自分の修養には、
つねに己れに克つことを心がけねばならない。
己れに克つための極意は、
論語にある「意なし、必なし、固なし、我なし」
(主観だけで判断しない。無理押しをしない。固執しない。我を通さない)
ということだ。
総じて人は自分に克つことによって成功し、
自分を愛することによって失敗するものだ。
歴史上の人物をみるがよい。
事業を始める人が、
その事業の七、八割まではうまくやるのであるが、
残りの二、三割を終りまで成し遂げる人の少ないのは、
はじめはよく己れを慎んで、
事を慎重にするから成功もし、
名も世に知られるようになる。
しかし、成功して名も知られるようになると、
いつの間にか自分を愛する心が起こり、
恐れ慎むという心が緩み、
驕り高ぶる気持ちが多くなり、
成功したことを自惚れて、
何でもできるという過信のもとに、
出来の悪い仕事をしてついに失敗する。
これはすべて自ら招いた結果である。
だから、自分にうち克って、
人が見ていないときも聞いていないときも、
慎み戒めることが大切なのだ。
- 西郷隆盛 -
180:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:24:30.98 VbSZwdMr.net
★
会計出納はすべての制度の基礎である。
国家事業はこれによって成り立ち、
国家運営の最も重要なことであるから、
慎重にしなければならない。
そのあらましを申すならば、
収入をはかって支出をおさえるという以外に手段はない。
年間の収入によってすべての計画を定め、
会計を管理する者が一身をかけて定まりを守り、
予算を超過させてはならない。
そうでなくして時勢にまかせ、
制限を緩慢にし、
支出に合わせて収入をはかるなら、
結局国民に重税を課するほか手はなくなるであろう。
もしそうなれば、
一時的に事業は進んだように見えても、
国力は疲弊して救い難いことになるだろう。
- 西郷隆盛 -
★
常備する兵数についても、
会計の制限の中で対処すべきで、
虚勢を張ってむやみに兵隊を増やすことなど
決してしてはいけない。
兵士の心を奮い立たせて、
すぐれた軍隊をつくりあげれば、
たとえ兵の数は少なくても、
外国との折衝は堂々として、
あなどりを受けるようなことはないであろう。
- 西郷隆盛 -
181:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:24:53.53 VbSZwdMr.net
★
節操を貫き、道義を重んじ、
心清らかで恥を知る心を持つ。
これを失うようなことがあれば、
決して国家を維持することはできない。
上に立つ者が下の者に対して自分の利益を争い求め、
正しい道を忘れるとき、
下の者もみなこれにならい、
人の心は財欲にはしり、
日に日に卑しく、節義廉恥の志を失い、
親子兄弟の間ですら財産を争い
互いに敵視するようになるのだ。
このようになったら
何をもって国を維持することができようか。
徳川氏は将兵の勇猛な心を抑えて世を治めたが、
今の時代は昔の戦国時代の勇将より
もっと勇猛な心を奮い起さなければ、
世界のあらゆる国々と対峙することはできないのだ。
普仏戦争の際、フランスが
三十万の兵と三ケ月の食糧を残して降伏したのは、
あまりにそろばん勘定にくわしかったがためである。
- 西郷隆盛 -
★
国が辱めを受けるようなことがあったら、
たとえ国が倒れようとも、
正道を踏んで道義を尽くすのが
政府本来の仕事である。
戦の一字を恐れ、
政府本来の使命を果たさないのなら、
商法支配所といった
商いの元締めというようなもので、
もはや政府ではなくなってしまうだろう。
- 西郷隆盛 -
182:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:25:15.01 VbSZwdMr.net
★
昔から、主君と臣下が
共に自分は完全だと思っているような世に、
よい政治が行われたという例はない。
自分は完全な人間ではないと考えるからこそ、
下々の言葉も聞き入れることができる。
自分が完全だと思っているとき、
人からその非を指摘されるとすぐに怒るから、
賢人や君子も、
そのような人を助けようとはしないのである。
- 西郷隆盛 -
183:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:26:06.46 VbSZwdMr.net
★
正しい道を踏み、
国とともに倒れてもよい
というほどの精神がなければ、
外国との交際を成し遂げることはできない。
外国の強大なことに恐れをなし縮こまり、
ただ円満に事を収めることを主として、
自国の真意を曲げてまで、
その国のいいなりになるのなら、
軽蔑や侮りを受け、
親しい交わりがかえって破れ、
しまいにはその国に制圧されるに至るであろう。
★
過去の功績のご褒美として役職につけるのは、
善くないことの第一である。
功績のある人には俸給をあたえて賞し、
役職はそれにふさわしい人物にあたえよ。
★
政治で特に大切なことは、
教育文化を盛んにし、
軍備を充実させ、
農業を奨励するという三つである。
その他のさまざまな事柄は、
すべてこの三つのものを実現するための手段である。
この三つのなかで、
時勢によって優先順位が変わることもあろうが、
この三つのものを後回しにして、
それ以外のことを先にするということは、
決してあってはならないことだ。
★
大きなことでも、
小さなことでも、
道理にかなった正道を踏み、
真心を尽くし、
決して策略を用いてはならない。
★
主君への忠義と親への孝行、
他人にめぐみいつくしむという
徳目の実践を促すことこそ、
政治の基本である。
これは、未来永劫、世界のどこにおいても、
不変かつ大事な道である。
★
西洋の刑法は、
もっぱら戒めることを目的とし、
むごい扱いを避け、
善良に導くことに心を注ぐことが深い。
だから獄中の罪人であっても、
緩やかに取り扱い、
教戒となるような書籍を与え、
場合によっては
親族や友人の面会も許すということだ。
西洋のこのような点は誠に文明だと感じるものだ。
184:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:26:37.99 VbSZwdMr.net
★
学問を志す者は、
広く学ぶという心がけが必要である。
しかし、ただそのことのみに偏ってしまうと、
身を修めることがおろそかになっていくから、
常に自分に克ち、
身を修めることが大事である。
広く学び、同時に自分に克ち、
男というものは、
どんな人でも受け入れるくらいの度量が必要で、
人から呑まれてはしまってはいけない。
古語にも次のようにあろう。
物事を成そうとの意気込みを広く持つ者にとって、
もっとも憂えるべきことは
自分のことをのみはかり、
けちで低俗な生活に安んじ、
昔の人を手本として、
自分からそうなろうと修業をしないことだ。
では、その古人を目標にするというのは
どういうことですかと教えを請うと、
徳をもって天下を治めた
尭・舜(中国古代の伝説上の帝王)を理想とし、
孔子を教師とすることだと答えられた。
- 西郷隆盛 -
★
人が踏み行うべき道は、
この天地のおのずからなる道理であり、
人はこれにのっとって実践すべきものであるから、
何よりもまず、
天を敬うことを目的とすべきである。
天は他人も自分も区別なく愛されるものであるから、
自分を愛する心をもって
他人をも愛することが肝要である。
- 西郷隆盛 -
185:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:27:02.44 VbSZwdMr.net
★
人が踏み行うべき道を実践するのに、
身分が尊いか卑しかなどといったことは
まったく関係がないことだ。
昔、尭・舜(中国古代の伝説上の帝王)は
国王として政治の一切を行っていたが、
二人の本質というのは、
正しい道を人々に教える教師である。
孔子は魯の国をはじめどこの国にも用いられず、
何度も困難な苦しい目に遭い、
身分の低いままに生涯を終えたが、
三千人の子弟は、
みな教えられた道を実践したのである。
- 西郷隆盛 -
186:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:27:24.98 VbSZwdMr.net
★
税を軽くして国民生活を豊かにすれば、
国力を養うことになる。
だから国が多くの課題を抱え、
財政の不足で苦しくなったとしても、
税の定まった制度をしっかり守り、
政府や上層階級が損を我慢して、
下層階級の人々を苦しめてはならない。
★
どんなに制度や方法を論議しても、
その適任者がいなければうまく行われない。
その人あって初めてその方法が行われるのだから、
人こそが第一の宝であって、
自らがそういう立派な人物になろうとする
心がけが大事なのだ。
★
自分に克つには、
あらゆる事柄を前にして、
はじめて自分に克とうとしても、
そうやすやすとはできないものだ。
ふだんからその心がけを持って、
自分に克てるようにしておかなければならない。
★
人を相手にせず、
天を相手にせよ。
天を相手にして、
自分の誠を尽くし、
人を咎めたりせず、
自分の真心が不足していることを認識すべきなのだ。
★
自分を愛する(甘やかす)ことは、
最もよくないことである。
修業ができないのも、
ことが成就できないのも、
過ちを改めることができないのも、
自分の功績を誇って驕り高ぶるのも、
みな自分を愛することから生ずることであり、
決して自分を甘やかす心を持ってはならない。
★
人材を採用するとき、
君子(徳行の備わった人)と小人(徳のない人)との
区別を厳格にし過ぎると、
かえって害を引き起こすものである。
というのは、
世の中で十人のうち七、八人までは小人であるから、
よくこのような小人の長所をとり入れ、
これを下役に用い、
その力を発揮させるのがよい。
- 西郷隆盛 -
187:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:27:49.79 VbSZwdMr.net
★
人が踏み行うべき道を実践する者には、
困難な苦しいことはつきものであるから、
どんな難しい場面に立っても、
そのことがうまくいくかどうか、
その身が生きるか死ぬかといったことなど
どうでもいいことなのだ。
物事をなすには上手下手があり、
物によってはよくできる人、
あまりできない人もある。
そのことに動揺する人もあろうが、
天の道を実践するという点では上手下手もなく、
できないという人もないものなのだ。
だから、ひたすら道を行い、
道を楽しみ、
もし困難に遭い、
それを乗り切ろうと思うならば、
ますますその道を実践し楽しむという心を持つがいい。
私は若い時から、
困難という困難に遭って来たので、
今はどのようなことに出会っても
動揺することはない。
それだけは幸せである。
- 西郷隆盛 -
188:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:28:15.80 VbSZwdMr.net
★
人が踏み行うべき道を実践する者が、
世間の人がこぞってそしっても
決して不満をいわず、
世間の人がこぞってほめても
自分に満足しないのは、
信念が厚いからである。
そのような人物になるには、
唐の韓愈の書いた「伯夷頌」
(忠義の士、伯夷・叔斉兄弟をほめ称えたもの)を熟読して
しっかり身につけるべきである。
- 西郷隆盛 -
★
人が踏み行うべき道を実践しようとする者は、
偉業を尊ばないものである。
北宋の司馬温公(司馬光)は、
寝床で語る言葉さえ、
人にいえないようなことはないといわれた。
独りを慎むということの真意は
いかなるものであるかわかるであろう。
人の意表をつくようなことをして、
一時的にいい気分に浸るのは、
未熟者のすることで、
戒めなければならないことだ。
- 西郷隆盛 -
189:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:28:34.99 VbSZwdMr.net
★
普段から踏み行うべき道の実践を心がけていない人は、
大事に直面すると狼狽し、
正しく対処できないものだ。
たとえば、近所で火事が発生したとき、
普段から心構えのできている者は動揺することなく、
てきぱきとこれに対処することができる。
しかし、普段から心構えのできていない者は、
ただ狼狽して、
うまく処理することなどできない。
それと同じことで、
普段から道の実践を心がけている人でなければ、
大事に直面したとき、
すぐれた対策はできない。
私は先年の戦い(戊辰戦争)の出陣の日、
兵士に向かって自軍の備えが十分であるかどうか、
ただ味方の目で見るのではなく、
敵の心になって一つ突いて見よ、
それこそ第一の備えであると指示したことがある。
- 西郷隆盛 -
★
人を言いくるめて、
陰でこそこそ事を企てる者は、
たとえそれがうまくいったとしても、
物事を見抜く力のある者から見れば、
醜いことこの上もない。
人に提言するときは、
公平かつ誠実でなければならない。
公平でなければ、
すぐれた人の心をつかむことはできないものだ。
- 西郷隆盛 -
190:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:29:23.74 VbSZwdMr.net
★
聖人や賢人になろうとする志がなく、
昔の人が行った史実をみて、
とてもこのようなことは自分にはできない
というような心であったら、
戦いを前に逃げるよりも、
はるかに卑怯なことだ。
朱子(南宋の儒学者)も抜き身の刀を見て逃げる者は
どうしようもないといわれた。
真心をもって聖人・賢人の書を読み、
その行いの根底にある精神を、
自分の心身で体験するような修業をしないで、
ただ成人・賢人の言葉や行いを知ったところで
何の役にも立たない。
私は今、人のいうことを聞くに、
いかにもっともらしく論じても、
その行いに精神が行き渡らず、
ただ口先だけのことであるならば、
少しも感心しない。
実際に行動する人を見ると、
実に立派だと感じるのである。
聖人・賢人の書を
むなしく知識として読むのであったら、
たとえば人の剣術を傍観しているのと同じで、
少しも身につかない。
身につかなければ、
万一立ち合えと言われたら、
逃げるよりほかないであろう。
- 西郷隆盛 -
191:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:29:46.76 VbSZwdMr.net
★
この世の中で後の世でも信じ仰がれ、
喜んで従おうとするものは、
ただ一つ誠の心だけである。
昔から父の仇を討った人はたくさんいるが、
その中でひとり曾我兄弟だけが、
今になっても子どもや女性にいたるまで、
知らないものがいないのは、
多くの人にぬきんでて誠の心が厚いからである。
誠の心がないのに世間の人から誉められるのは
偶然の幸運に過ぎない。
誠の心が厚ければ、
たとえその当時に知る人がなくても、
後の世に必ず理解してくれる人があらわれるものだ。
- 西郷隆盛 -
★
今の人は、
才能や知識があれば、
事業というのは思いのままにできると思っているが、
才能にまかせて行うことは、
危なっかしくて見ておられない。
しっかりした内容があってこそ
物事は立派に行われるものだ。
肥後の長岡先生(熊本藩家老の長岡監物)のような君子は、
今は似ている人ですら見ることができなくなった、
と嘆かれて次の古語を書いて与えられた。
天下は、誠にあらざれば動かず、
才にあらざれば治まらず。
誠の至る者その動くや早し。
才のあまねき者その治むるや広し。
才と誠と合して、
しかる後事なるべし。
- 西郷隆盛 -
192:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:30:17.26 VbSZwdMr.net
★
自分の身を慎み、心を正して、
君子の体を備えていても、
事にあたって、正しく対処できない人は、
木の人形と同じだ。
たとえば、突然数十人の来客があった場合、
どんなにもてなしたいと思っても、
前もって器具や調度の備えをしていなければ、
ただおろおろと心配するだけで、
もてなすことなどできはしない。
つねに備えをしておくなら、
何人であろうとも、
数に応じてもてなすことができよう。
だから、普段の準備が大事なのだといって
次の古語を書いてくださった。
文は鉛と板のことをいうのではない。
必ず事を処する才がある。
武は剣と楯のことをいうのではない。
必ず敵をはかる智がある。
才智のあるところは一箇所のみなのだ。
- 西郷隆盛 -
★
物事に取り組む際、
自分の思慮の浅さを心配することはない。
およそ思慮というものは、
黙って座り、
静かに思いをめぐらしているときに
すべきことである。
そのようにすれば、
有事のときには、
十のうち八、九は実行されるものだ。
事件に遭遇して、
はじめて考えてみても、
それは寝ているときに夢の中で
奇策やすばらしい思いつきを得たとしても、
朝起きたときには、
役に立たない妄想のたぐいが多いのと同じである。
- 西郷隆盛 -
193:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:30:33.38 VbSZwdMr.net
★
漢学を勉強した者は、
ますます漢書から道を学ぶのがよい。
人が踏み行うべき道は、
この天地のおのずからなる道理であるから、
東洋・西洋の区別はないのである。
もしも現在の万国対峙の形勢について
知りたいと思うならば、
漢書の「春秋左氏伝」を熟読し、
さらに「孫子」で補えばよい。
当時の形勢も今の情勢とほとんど大差ないだろう。
- 西郷隆盛 -
194:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:30:57.82 VbSZwdMr.net
★
世間の人がいう機会とは、
たいてい思いがけずに得た幸運のことを指している。
しかし、真の機会というのは道理に適い、
時の勢いを正しく把握して行動する場合のことだ。
かねて天下国家を憂える真心が厚くないのに、
ただ時の弾みに乗って成功した事業は、
決して長続きはしないものだ。
★
西郷先生に従って、
犬を走らせて兎を追い、
山谷をめぐり歩いて終日狩りをして過ごし、
一軒の農家に宿を借り、
風呂から上がって、
爽快きわまりないといったご様子で、
ゆったりと、
君子の心はつねにこのようにさわやかなものであろうと思う、
と言われた。
★
急速は事を破り、
寧耐は事を成す。
※寧耐(ねいたい)とは、心静かに落ちつきはらって、迫りくる困難や苦痛に耐えること
★
思い切ってやりなさい。
責任は私がとる。
★
世の中で、
人からそしられたり
誉められたりするといったことは、
塵のように儚く
消え去ってしまうものである。
★
小人は己を利せんと欲し、
君子は民を利せんと欲す。
己を利する者は私、
民を利する者は公なり。
公なる者は栄え、
私なる者は亡ぶ。
★
徳に勤むる者は、
これを求めずして、
財自から生ず。
★
正論では革命をおこせない。
革命をおこすものは僻論である。
※僻論(へきろん)とは、偏っていて道理に合わない論のこと
- 西郷隆盛 -
195:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:31:12.85 VbSZwdMr.net
★
もうここらでよか
- 西郷隆盛 -
196:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:36:35.53 VbSZwdMr.net
★
この難を逃げ候こと
本懐にあらず
★
国家創業の折には、
難事は常に起こるものである。
そこに自分ひとりでも
国家を維持するほどの器がなければ、
つらさや苦しみを耐え忍んで、
志を成すことなど、
できはしない。
★
堅忍不抜
(座右の銘: 意志が強く、辛いこともじっと耐え忍んで心を動かさないこと)
★
目的を達成する為には
人間対人間のうじうじした関係に
沈みこんでいたら
物事は進まない。
そういうものを振り切って、
前に進む。
★
おはんの死と共に、
新しか日本がうまれる。
強か日本が…
(西郷隆盛死亡の報を受け、号泣しながら発した言葉)
★
自分ほど西郷隆盛を
知っている者はいない
★
為政清明
(座右の銘: 政治を行うものは清らかでなければならない)
★
ようやく戦乱も収まって平和になった。
よって維新の精神を貫徹することにするが、
それには30年の時期が要る。
それを仮に三分割すると、
明治元年から10年までの第一期は
戦乱が多く創業の時期であった。
明治11年から20年までの第二期は
内治を整え、民産を興す即ち建設の時期で、
私はこの時まで内務の職に尽くしたい。
明治21年から30年までの第三期は
後進の賢者に譲り、
発展を待つ時期だ。
- 大久保利通 -
197:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:36:53.31 VbSZwdMr.net
★
彼は彼、
我は我でいこうよ
★
今日のままにして
瓦解せんよりは、
むしろ大英断に出て、
瓦解いたしたらんにしか
- 大久保利通 -
198:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:37:25.08 VbSZwdMr.net
★
【 島津斉彬の訓言 】
一、人心の一致一和は、
政治の要目なり。
一、民富めば国富むの言は、
国主たる人の、
一日も忘るべからざる格言なり。
一、人君たる人は、
愛憎なきを要す。
一、およそ人は、
一能一芸なきものなし、
その長所を採択するは、
人君の任なり。
一、既往の事を鑑みて、
前途の事を計画せよ。
一、勇断なき人は、
事を為すこと能わず。
一、国政の成就は、
衣食に窮する人なきにあり。
- 島津斉彬 -
199:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:37:42.43 VbSZwdMr.net
★
相続はしたが、
予は薩摩藩を自分の所有物とは思っておらぬ。
これは辱くも天子さまからお預かりしたものである。
★
国中の者が豊かに暮らすことができれば、
人は自然とまとまる。
人の和はどんな城郭よりも勝る。
★
善行とても前後をよく考えなければ難を呼ぶ。
時が熟するのを待たねばならない。
今、第一に求められているのは堪忍の二字である。
★
十人が十人とも好む人材は
非常事態に対応できないので登用しない。
★
西郷一人は、
薩国貴重の大宝なり。
しかしながら彼は独立の気性あるが故に、
彼を使う者は私以外にあるまじく、
その外に使う者はあるまじ。
★
決心した。
内政は横暴に流れながら、
諸外国に対しては卑屈極まれる。
志のあるものが奮って尽力せねばならぬ時は迫れり。
★
西洋人も人なり、
佐賀人も人なり、
薩摩人も人なり。
屈することなく研究に励むべし。
- 島津斉彬 -
200:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 20:38:09.22 VbSZwdMr.net
★
【 母の美和が残した岩崎家の家訓 】
一、天の道にそむかない
二、子に苦労をかけない
三、他人の中傷で心を動かさない
四、一家を大切に守る
五、無病の時に油断しない
六、貧しい時のことを忘れない
七、忍耐の心を失わない
★
樽の上からすくって飲むやつは、
たとえ一升飲まれても、
三升飲まれてもたいしたことはない。
怖いのは樽の底から一滴でも漏ることだ。
★
小僧に頭を下げると思うから情けないのだ。
金に頭を下げるのだ。
★
酒樽の栓が抜けたときに、
誰しも慌てふためいて閉め直す。
しかし底が緩んで少しずつ漏れ出すのには、
多くの者が気づかないでいたり、
気がついても余り大騒ぎしない。
しかし、樽の中の酒を保とうとするには、
栓よりも底漏れの方を大事と見なければならない。
- 岩崎弥太郎 -
201:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:10:22.00 VbSZwdMr.net
★
大いに屈する人を恐れよ、
いかに剛にみゆるとも、
言動に余裕と味のない人は
大事をなすにたらぬ。
★
お前に何でも俺の志を継げよと無理は言はぬ。
持って生まれた天分ならば、
たとえお前が乞食になったとて、
俺は決して悲しまぬ。
金持ちになったとて、
喜びもせぬ。
★
たとえここ(英国)で学問をして
業が成っても、
自分の生国が亡びては何の為になるか。
★
われわれに歴史は無い。
我々の歴史は、
今ここからはじまる。
★
私の言うことが間違っていたら、
それは間違いだと徹底的に追及せよ。
君らの言うことがわからなければ、
私も君らを徹底的に攻撃する。
互いに攻撃し議論するのは、
憲法を完全なものにするためである。
くり返すが、
長官だの秘書官だのという意識は一切かなぐり捨てて、
討論・議論を究めて
完全なる憲法をつくろうではないか。
★
現在の日本は地平線から出たばかりの太陽である。
暁の雲から出たばかりの太陽は
光が弱く、色も薄い。
だが、その太陽はやがて中天までくると、
全天に輝きわたる。
これと同じように、
日本もまもなく世界に雄飛し、
日の丸の旗は尊敬の念を持って
世界の人々から見られるようになるだろう。
★
誰が撃ったのか。
森(秘書官)も撃たれたのか。
(伊藤博文の最後の言葉)
- 伊藤博文 -
202:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:13:11.10 VbSZwdMr.net
★
鉄舟「修身二十則」
(鉄舟が満13歳の時に自身に課した人生訓)
一
嘘を言うべからず候
二
君の御恩は忘るべからず候
三
父母の御恩は忘るべからず候
四
師の御恩は忘るべからず候
五
人の御恩は忘るべからず候
六
神仏ならびに長者を粗末にすべからず候
七
幼者をあなどるべからず候
八
己れに心よからざることは、
他人に求むべからず候
九
腹を立つるは、
道にあらず候
十
何事も不幸を喜ぶべからず候
203:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:13:30.76 VbSZwdMr.net
十一
力の及ぶ限りは、
善き方につくすべく候
十二
他をかえりみずして、
自分のよきことばかりすべからず候
十三
食するたびに、
稼穡(※)の艱難を思うべし、
すべて草木土石にても、
粗末にすべからず候
※かしょく・・・種まきと収穫、農業
十四
ことさらに着物を飾り、
あるいはうわべをつくろう者は、
心に濁りあるものと心得べく候
十五
礼儀を乱るべからず候
十六
何時何人に接するも、
客人に接するように心得うべく候
十七
己の知らざることは、
何人にても習うべく候
十八
名利のために、
学問技芸すべからず候
十九
人にはすべて能不能あり、
いちがいに人をすて、
あるいは笑うべからず候
二十
己れの善行を誇り顔に人に知らしむべからず、
すべて我が心に恥ざるに務むべく候
204:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:13:52.53 VbSZwdMr.net
★
晴れてよし 曇りてもよし 富士の山
もとの姿は 変わらざりけり
★
無刀とは、
心の外に、
刀が無いこと。
敵と相対するとき、
刀に拠ることなく、
心を以って心を打つ、
これを無刀という。
★
物には天地を初め
万物みな首尾本末のあるものである。
今日は科学の研究が進んできたから、
青年達はよく拙者の言う首尾本末とか、
道だとかいうことを科学的に実験し、
帰納的に案出して見るとよい。
十分に勉強して道理を理解すれば、
迷霧の誤りを開くことができるものだ。
★
真理であるものは
彼とこれとを隔絶分割するものではない。
しかもよくかれこれ相通じて存すること、
彼の太陽の幽谷と村落とにへだてないというけれども、
しかも幽谷にあっては幽谷を照らし、
村落にあっては村落を照らし、
決して相違しないようなものである。
★
善きところはどしどし取って、
これを食い、かつこれを消化して、
わが物とせよ。
もしわが日本国体には、
食中毒と見たなら、
我が国の領海に着かない中に、
航海中に海に斬り捨てよ。
★
腹痛や 苦しき中に 明けがらす
※辞世の句
- 山岡鉄舟 -
205:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:14:23.01 VbSZwdMr.net
★
武将が陥りやすい三大失観。
一、分別あるものを悪人と見ること
一、遠慮あるものを臆病と見ること
一、軽躁なるものを勇剛と見ること
★
負けまじき軍に負け、
亡ぶまじき家の亡ぶるを、
人みな天命と言う。
それがしに於いては天命とは思はず、
みな仕様の悪しきが故と思うなり。
★
渋柿は渋柿として使え。
継木をして甘くすることなど
小細工である。
★
信頼してこそ
人は尽くしてくれるものだ。
★
人間にとって学問は、
木の枝に繁る葉と同じだ。
★
戦いは四十歳以前は勝つように、
四十歳からは負けないようにすることだ。
ただし二十歳前後は、
自分より小身の敵に対して、
負けなければよい。
勝ちすぎてはならない。
将来を第一に考えて、
気長に対処することが肝要である。
★
自分のしたいことより、
嫌なことを先にせよ。
この心構えさえあれば、
道の途中で挫折したり、
身を滅ぼしたりするようなことは
ないはずだ。
★
一日ひとつずつの
教訓を聞いていったとしても、
ひと月で三十か条になるのだ。
これを一年にすれば、
三百六十か条ものことを
知ることになるのではないか。
- 武田信玄 -
206:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:14:46.28 VbSZwdMr.net
★
もう一押しこそ
慎重になれ。
★
いくら厳しい規則を作って、
家臣に強制しても、
大将がわがままな
振る舞いをしていたのでは、
規則などあってなきがごとしである。
人に規則を守らせるには、
まず自身の言動を反省し、
非があれば直ちに改める姿勢を
強く持たねばならない。
★
晴信(信玄)が定めや法度以下において、
違反しているようなことがあったなれば、
身分の高い低いを問わず、
目安(投書)をもって申すべし。
時と場合によって自らその覚悟をする。
★
我、人を使うにあらず。
その業を使うにあり。
★
今後は、一人働きは無用である。
足軽を預かっていながら
独りよがりの行動をとれば、
組の者は組頭をなくし、
味方の勝利を失うことになるからだ。
★
風林火山 ?
疾(と)きこと風の如く、
徐(しず)かなること林の如く、
侵掠(しんりゃく)すること火の如く、
動かざること山の如し。
★
為せば成る
為さねば成らぬ成る業(わざ)を
成らぬと捨つる人のはかなき
★
三度ものをいって
三度言葉の変わる人間は、
嘘をつく人間である。
- 武田信玄 -
207:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:15:09.91 VbSZwdMr.net
★
勝敗は六分か七分勝てば良い。
八分の勝ちはすでに危険であり、
九分、十分の勝ちは
大敗を招く下地となる。
★
戦いは五分の勝利をもって上となし、
七分を中となし、
十分をもって下となる。
五分は励みを生じ、
七分は怠りを生じ、
十分はおごりを生ず。
★
人は城、
人は石垣、
人は堀、
情けは味方、
仇は敵なり。
★
晴信(信玄)の弓矢は
欲のためではなく、
民百姓を安楽にするためだと
民に知らせれば、
わしが軍を進めるのを
待ち望むようになる。
★
百人のうち九十九人に
誉めらるるは、
善き者にあらず。
- 武田信玄 -
208:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:15:26.45 VbSZwdMr.net
★
理想を持ち、
信念に生きよ。
理想や信念を見失った者は、
戦う前から負けているといえよう。
そのような者は廃人と同じだ。
★
生まれながらに才能のある者は、
それを頼んで鍛錬を怠る、自惚れる。
しかし、生まれつきの才能がない者は、
何とか技術を身につけようと
日々努力する。
心構えがまるで違う。
これが大事だ。
★
必死に生きてこそ、
その生涯は光を放つ。
★
攻撃を一点に集約せよ、
無駄な事はするな。
★
器用というのは
他人の思惑の逆をする者だ。
★
臆病者の目には、
敵は常に大軍に見える。
★
仕事は探してやるものだ。
自分が創り出すものだ。
与えられた仕事だけをやるのは雑兵だ。
★
恃(たの)むところにある者は、
恃むもののために滅びる。
- 織田信長 -
209:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:15:59.80 VbSZwdMr.net
★
およそ勝負は時の運によるもので、
計画して勝てるものではない。
功名は武士の本意とはいっても、
そのあり方によるものだ。
いまその方の功名は軽率な動きである。
一方の大将となろうとする者は、
そのような功名を願ってはならぬ。
身の危ういのをかえりみないのは、
それほど手柄と言うことはできない。
今後はこの心を忘れるな。
★
組織に貢献してくれるのは
優秀な者よりも
能力は並の上だが、
忠実な者の方だ。
★
人を用ふるの者は、
能否を択ぶべし、
何ぞ新故を論ぜん。
★
人は心と気を働かすことをもって
良しとするものだ。
用を言いつけられなかったからといって、
そのまま退出するようでは
役に立たない。
その点、お前は塵に気付いて拾った。
なかなか感心である。
★
愚かな間違いを犯したら
たとえ生きて帰ってきても
ワシの目の前に姿を見せるな。
★
戦に勝るかどうかと兵力は
必ずしも比例しない。
比例するかそうでないかは戦術、
つまり自身にかかっているのだ。
★
人間の50年の生涯は儚いものだ。
死なない者は存在しない。
★
人城を頼らば
城人を捨てん
★
是非に及ばず
(しかたがない。やむを得ない)
- 織田信長 -
210:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:18:08.06 VbSZwdMr.net
★
戦わずして勝ちを得るのは、
良将の成すところである。
★
戦は六、七分の勝ちを十分とする。
★
敵の逃げ道を作っておいてから攻めよ。
★
主従や友達の間が不和になるのは、
わがままが原因だ。
★
主人は無理をいうなるものと知れ。
★
一歩一歩、
着実に積み重ねていけば、
予想以上の結果が得られる。
- 豊臣秀吉 -
211:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:18:28.07 VbSZwdMr.net
★
この黄金の輝きも
茶の一服に勝るものかな
★
家康は愚か者だ。
が、油断のならない愚か者だ。
★
側に置いておそろしい奴は、
遠くに飛ばす。
★
負けると思えば負ける、
勝つと思えば勝つ。
逆になろうと、
人には勝つと言い聞かすべし。
★
いつも前に出ることがよい。
そして戦のときでも先駆けるのだ。
★
猿・日吉丸・藤吉郎・秀吉・大閤、
これも又皆がいやがるところでの
我慢があったればこそ。
★
世が安らかになるのであれば、
わしはいくらでも金を使う。
- 豊臣秀吉 -
212:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:18:50.92 VbSZwdMr.net
★
いくら謙信や信玄が名将でも、
俺には敵わない。
彼らは早く死んでよかったのだ。
生きていれば、
必ず俺の部下になっていただろう。
★
信長公は勇将であるが良将ではない。
剛を持って柔に勝つことを知ってはおられたが、
柔が剛を制することをご存じなかった。
ひとたび敵対した者に対しては、
怒りがいつまでも解けず、
ことごとく根を断ち葉を枯らそうとされた。
だから降伏する者をも誅殺した。
これは人物器量が狭いためである。
人には敬遠され、
衆から愛されることはない。
★
およそ主人たるもの、
1年使ひ見て、
役に立たぬときは暇を遣はし、
家来としては、
三年勤めて悪ししと知らば、
暇をとること、
法なり。
★
財産を貯め込むのは、
良い人材を牢に押し込むようなものだ。
★
人と物争うべからず、
人に心を許すべからず。
★
女狂いに好き候事、
秀吉真似これあるまじき事
★
降参した者を殺してはいけません。
- 豊臣秀吉 -
213:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:19:28.86 VbSZwdMr.net
★
やるべき事が明確であるからこそ、
日夜、寝食忘れて没頭できる。
★
何事もつくづくと思い出すべきではない。
★
ひそかにわが身の目付に頼みおき、
時々異見を承わり、
わが身の善悪を聞きて、
万事に心を付けること、
将たる者、第一の要務なり。
★
人の意見を聞いてから出る知恵は、
本当の知恵ではない。
★
それは上々、一段の吉日にござる。
信長公のために討ち死にするは覚悟のうえ、
二度と生きて帰ろうとは思わぬ。
さてまた光秀の天命が尽きれば、
大利を得て、思いのままに国をもらい、
この播磨の城に帰ることはない。
★
どこへ逃げたって、
日本全国は俺の庭だ。
気にするな。
★
露と落ち
露と消えにし
我が身かな
浪速のことは
夢のまた夢
※辞世の句
- 豊臣秀吉 -
214:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:20:09.27 VbSZwdMr.net
★
人の一生は、
重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。
急ぐべからず。
★
勝つことばかり知りて、
負くること知らざれば、
害その身に至る。
★
堪忍は無事長久の基、
怒りは敵と思え。
★
世におそろしいのは、
勇者ではなく、臆病者だ。
★
戦いでは強い者が勝つ。
辛抱の強い者が。
★
多勢は勢ひをたのみ、
少数は一つの心に働く。
★
いくら考えても、
どうにもならぬときは、
四つ辻へ立って、
杖の倒れたほうへ歩む。
★
得意絶頂のときこそ
隙ができることを知れ。
★
及ばざるは過ぎたるより勝れり。
★
決断は、実のところ
そんなに難しいことではない。
難しいのはその前の熟慮である。
★
人は負けることを知りて、人より勝れり。
★
平氏を亡ぼす者は平氏なり。
鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり。
★
いさめてくれる部下は、
一番槍をする勇士より値打ちがある。
★
天下は天下の人の天下にして、
我一人の天下と思うべからず。
- 徳川家康 -
215:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:20:26.52 VbSZwdMr.net
★
重荷が人をつくるのじゃぞ。
身軽足軽では人は出来ぬ。
★
一手の大将たる者が、
味方の諸人の
「ぼんのくぼ(首の後ろのくぼみ)」を見て、
敵などに勝てるものではない。
★
家臣を扱うには
禄で縛りつけてはならず、
機嫌を取ってもならず、
遠ざけてはならず、
恐れさせてはならず、
油断させてはならないものよ。
★
家臣を率いる要点は惚れられることよ。
これを別の言葉で心服とも言うが、
大将は家臣から心服されねばならないのだ。
★
我がために悪しきことは、
ひとのためにも悪しきぞ。
★
人を知らんと欲せば、
我が心の正直を基として、
人の心底を能く察すべし。
言と形とに迷ふべからず。
★
最も多くの人間を喜ばせたものが、
最も大きく栄える。
★
敵だというのも
自制心を忘れた怒りである。
- 徳川家康 -
216:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:20:57.27 VbSZwdMr.net
★
われ志を得ざるとき
忍耐この二字を守れり。
われ志を得んとするとき
大胆不敵この四字を守れり。
われ志を得てのち
油断大敵この四字を守れり。
★
愚かなことを言う者があっても、
最後まで聴いてやらねばならない。
でなければ、
聴くに値することを言う者までもが、
発言をしなくなる。
★
大事を成し遂げようとするには
本筋以外のことはすべて荒立てず、
なるべく穏便にすますようにせよ。
★
道理において
勝たせたいと思う方に
勝たすがよし。
★
不自由を、常と思えば、
不足なし。
心に望み起こらば、
困窮したるときを思い出すべし。
★
人間は、健康でありすぎたり、
得意すぎたりする時にも警戒を要するのだが、
疲れたおりの消極性も
また厳に戒めなければならない。
★
多くを与えねば働かぬ家臣は役に立たぬ。
また、人間は豊かになりすぎると、
結束が弱まり、
我説を押し通す者が増えてくる。
- 徳川家康 -
217:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:21:12.13 VbSZwdMr.net
★
大将というものはな、
家臣から敬われているようで、
たえず落ち度を探されており、
恐れられているようで侮られ、
親しまれているようで疎んじられ、
好かれているようで憎まれているものよ。
★
真らしき嘘はつくとも、
嘘らしき真を語るべからず。
★
怒ったときには、
百雷の落ちるように怒れ。
★
およそ人の上に立って
下のいさめを聞かざる者の、
国を失い、家を破らざるは、
古今とも、これなし。
★
われ独り出頭して、
一人して事を埒あけたがるように致す、
これ大なる病なり。
★
最初に軽い者を遣わして
埒があかないからといって、
また重い者を遣わせば、
初めに行った者は面目を失い、
討ち死にをするほかはない。
★
あぶない所へ来ると、
馬から降りて歩く。
これが秘伝である。
- 徳川家康 -
218:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:21:41.35 VbSZwdMr.net
★
我、神仏を尊びて、
神仏を頼らず。
★
我、事において
後悔せず。
★
身を捨てても
名利は捨てず。
★
千日の稽古をもって
鍛となし、
万日の稽古をもって
錬となす。
- 宮本武蔵 -
219:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:21:57.17 VbSZwdMr.net
★
観見二つのこと、
観の目つよく、
見の目よわく、
遠き所を近く見、
近き所を遠く見ること、
それが兵法の要である。
★
打ち込む態勢をつくるのが先で、
剣はそれに従うものだ。
★
体の大きい者も小さい者も、
心をまっすぐにして、
自分自身の条件に
とらわれないようにすることが大切である。
★
平常の身体のこなし方を
戦いのときの身のこなし方とし、
戦いのときの身のこなし方を
平常と同じ身のこなし方とすること。
★
多数の人間と戦う時は、
こちらが待っていてはいけない。
敵が四方から攻めかかってきても、
むしろ、こちらから、
一方へ追い回す心で向かっていくべきである。
待っていてはいけない。
こちらから強く切り込み、
敵の集団を追いくずし、
切りくずしていくのである。
★
武士といえば、
常に死ができている者と
自惚れているようだが、
そんなものは出家、女、百姓とて同様だ。
武士が他と異なるのは、
兵法の心得があるという
一点においてだけだ。
★
武士は己を知る者のために死す。
- 宮本武蔵 -
220:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:22:14.87 VbSZwdMr.net
★
お前がいつの日か出会う禍は、
お前がおろそかにしたある時間の報いだ。
★
じっくり考えろ。
しかし、行動する時が来たなら、
考えるのをやめて、
進め。
★
人生という試合で最も重要なのは、
休憩時間の得点である。
★
戦術とは、
一点に全ての力をふるうことである。
★
リーダーとは
「希望を配る人」のことだ。
★
一頭の狼に率いられた
百頭の羊の群れは、
一頭の羊に率いられた
百頭の狼の群れにまさる。
★
会議を重ねすぎると、
いつの時代にも起こったことが起こる。
すなわち、ついには最悪の策が
採られるということである。
★
最悪の策とは、
ほとんど常に、
もっとも臆病な策である。
★
勝利は、
わが迅速果敢な行動にあり。
★
勝利は、
もっとも忍耐強い人にもたらされる。
★
不可能は、
小心者の幻影であり、
権力者の無能の証であり、
卑怯者の避難所である。
- ナポレオン・ボナパルト -
221:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:22:46.93 VbSZwdMr.net
★
有能の士は、
どんな足枷をはめられていようとも
飛躍する。
★
重大な状況において、
ほんのちょっとしたことが、
最も大きな出来事をつねに決定する。
★
状況?
何が状況だ。
俺が状況を作るのだ。
★
戦闘の翌日に備えて
新鮮な部隊を取っておく将軍は
ほとんど常に敗れる。
★
戦争においては、
一つの大きな失敗があると、
常に誰かが大きな罪ありとされる。
★
指揮の統一は
戦争において最も重要なものである。
二つの軍隊は
決して同じ舞台の上におかれてはならない。
★
兵法に複雑な策略などはいらない。
最も単純なものが最良なのだ。
偉大な将軍達が間違いを犯してしまうのは、
難しい戦略を立て、
賢く振る舞おうとするからだ。
★
決して落胆しないこと。
それが将軍としての第一の素質である。
- ナポレオン・ボナパルト -
222:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:23:48.67 VbSZwdMr.net
★
最も大きな危険は、
勝利の瞬間にある。
★
我輩の辞書に
不可能という文字はない。
★
私はつねに、
ニ年先のことを考えて生きている。
★
欲しいものは何でも私に言うがいい。
ただし時間以外だ。
★
過ぎたことで
心を煩わせるな。
★
私は何か問題を考えたい時、
心の引き出しを一つ開ける。
問題が解決するとその引き出しを閉め、
また次には別のを開ける。
眠りたい時には
全部の引き出しを閉める。
★
生きたいと思わねばならない。
そして、死ぬことを知らねばならない。
★
死ぬよりも
苦しむほうが勇気を必要とする。
★
勇気は愛のようなものである。
育てるには、
希望が必要だ。
- ナポレオン・ボナパルト -
223:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:26:02.56 VbSZwdMr.net
★
真の英雄とは、
人生の不幸を
乗り越えていく者のことである。
★
幸福とは、
その人間の希望と才能にかなった
仕事のある状態をさす。
不幸とは、
働くエネルギーがありながら、
無為な状態にあることをさす。
★
人は彼の妻、
彼の家族、
それに彼の部下に対する
行為で判断される。
★
敵が間違いを犯している時は、
邪魔するな。
★
結婚して幸福になるには、
汗の苦労を絶えず分かち合わねばならない。
★
女とパリは
留守にしてはだめだ。
★
世界には二つの力しかない。
剣と精神の力である。
そして最後は、
精神が必ず剣に打ち勝つ。
- ナポレオン・ボナパルト -
224:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:26:17.68 VbSZwdMr.net
★
人間を動かす二つのてこは、
恐怖と利益である。
★
人間は、その想像力によって
支配される。
★
約束を守る最上の方法は、
決して約束しないことだ。
★
敵意のある四つの新聞は、
千の銃剣よりも恐ろしい。
★
優れた能力も
機会が与えられなければ価値がない。
★
玉座とはビロードで覆われた
長椅子に過ぎない。
★
兵士諸君、
ピラミッドの頂から、
四千年の歴史が
諸君を見つめている。
★
宗教は、
貧しい者が金持ちを殺害することを
おもいとどまらせる。
★
想像力が世界を支配する。
★
死ぬことは何でもない。
しかし征服されて、
名誉を失ったまま生き長らえるのは、
毎日死ぬようなものだ。
- ナポレオン・ボナパルト -
225:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:27:08.83 VbSZwdMr.net
★
人は喜んで自己の望むものを
信じるものだ。
★
何かを生み出す行動でなければ、
行動とは言えない。
★
学習より創造である。
創造こそ生の本質なのだ。
★
苦境は、
友を敵に変える。
- ユリウス・カエサル -
226:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:27:29.31 VbSZwdMr.net
★
概して人は、
見えることについて悩むよりも、
見えないことについて
多く悩むものだ。
★
元老院議員諸君、
諸君に限らず、すべての人間にとっても、
疑わしいことに決定を迫られた際、
憎悪や友情や怒りや慈悲は
ひとまず忘れて対するのが
正当な対し方であると思う。
★
率先して死のうとする男を見つけ出すのは、
忍耐をもって
苦痛に耐えようとしている男を発見するより
容易である。
★
ローマで二番になるより、
村で一番になりたいものだ。
★
自分は自身の考えに忠実に生きたいと思う。
それは、他人も同様だろう。
だから、他人の生き方も認める。
そうして、敵が私に再び
刃を向けることになったとしても、
それは仕方ない。
そのように生きることが私の願いだから。
★
理性に重きを置けば、
頭脳が主人になる。
だが、感情が支配するようになれば、
決定を下すのは感性で、
理性のたち入るすきはなくなる。
★
指示を与える者には責任があり、
指示を受ける者には義務がある。
★
予測されるけれども目に見えない危険は、
人の心を最もかき乱す。
- ユリウス・カエサル -
227:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:27:52.07 VbSZwdMr.net
★
始めたときは、それがどれほど
善意から発したことであったとしても、
時が経てば、そうではなくなる。
★
人間とは噂の奴隷であり、
しかもそれを、
自分で望ましいと思う色をつけた形で
信じてしまう。
★
カエサルの妻たる者は、
疑われることさえもあってはならない。
★
私は助言を愛す、
しかし助言者を憎む。
★
文章は、
用いる言葉の選択で決まる。
★
来た、見た、勝った。
(ゼラの戦いの勝利をローマに知らせた言葉。カエサルの明瞭簡潔な文体の特徴をよく表す言葉)
★
分断して征服せよ。
★
賽(さい)は投げられた。
(軍を率いてルビコン川を通過した際の言葉。軍団を率いてルビコン川を越えることはローマ法で禁止されており、ローマに対する反逆とみなされた。「もうあとへは引けない」という意味)
★
明日読もう。
(暗殺される日の朝、暗殺計画を警告する文を渡されたときの言葉)
★
ブルータス、
お前もか。
(暗殺された際、叫んだとされる言葉)
★
わたしは王ではない。
カエサルである。
- ユリウス・カエサル -
228:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:28:12.57 VbSZwdMr.net
★
家訓16ヶ条「宝在心」
一、心に物なき時は心広く体泰なり
一、心に我儘なき時は愛敬失わず
一、心に欲なき時は義理を行う
一、心に私なき時は疑うことなし
一、心に驕りなき時は人を教う
一、心に誤りなき時は人を畏れず
一、心に邪見なき時は人を育つる
一、心に貪りなき時は人に諂うことなし
一、心に怒りなき時は言葉和らかなり
一、心に堪忍ある時は事を調う
一、心に曇りなき時は心静かなり
一、心に勇みある時は悔やむことなし
一、心賤しからざる時は願い好まず
一、心に孝行ある時は忠節厚し
一、心に自慢なき時は人の善を知り
一、心に迷いなき時は人を咎めず
- 上杉謙信 -
229:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:28:50.83 VbSZwdMr.net
★
大事なのは義理の二字である。
死ぬべきに当たってその死をかえりみず、
生きる道においてその命を全うし、
主人に先立つ、
これこそ武士の本意である。
★
信玄の兵法に、
のちの勝ちを大切にするのは、
国を多くとりたいという気持ちからである。
自分は国を取る考えはなく、
のちの勝ちも考えない。
さしあたっての一戦に勝つことを心掛けている。
- 上杉謙信 -
230:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:29:15.84 VbSZwdMr.net
★
人の上に立つ対象となるべき人間の一言は、
深き思慮をもってなすべきだ。
軽率なことは言ってはならぬ。
★
武士は馬を我が足と思い、
弓鎗を左右の手と定め、
敵を撃つ刃は己の心と考え、
常に武道をたしなむ事が、
本意の核心である。
★
昔時の名将は、
暑日に扇をとらず、
寒日に衣をかさねず、
雨の日に笠を用いずして、
士卒への礼とす。
★
戦場の働きは武士として当然のことだ。
戦場の働きばかりで知行を多く与え、
人の長としてはならない。
★
人の落ち目を見て攻め取るは、
本意ならぬことなり。
★
我は兵を以て戦ひを決せん。
塩を以て敵を屈せしむる事をせじ。
★
生を必するものは死し、
死を必するものは生く。
★
我が命のある間、
国家を裏切る者を平らげ、
諸国を一つに帰して、
貧困に陥った人々を安住ならしめる他に希望はない。
もし謙信の運が弱く、
この志が空しいものならば、
速やかに病死を賜るべし。
★
極楽も 地獄も先は 有明の 月の心に 懸かる雲なし
※辞世の句
★
四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一盃の酒
※辞世の句
- 上杉謙信 -
231:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:29:51.06 VbSZwdMr.net
★
物事、小事より大事は発するものなり。
油断すべからず。
★
まともでない人間の相手を
まともにすることはない。
★
仁に過ぐれば弱くなる。
義に過ぐれば固くなる。
礼に過ぐれば諂(へつらい)となる。
智に過ぐれば嘘を吐く。
信に過ぐれば損をする。
★
大事の義は人に談合せず、
一心に究めたるがよし。
- 伊達政宗 -
232:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:30:07.41 VbSZwdMr.net
★
朝夕の食事は
うまからずとも褒めて食ふべし。
元来客の身に成れば
好き嫌ひは申されまじ。
★
気長く心穏やかにして、
よろずに倹約を用い金銀を備ふべし。
倹約の仕方は不自由なるを忍ぶにあり、
この世に客に来たと思へば
何の苦しみもなし。
★
馳走とは旬の品をさり気なく出し、
主人自ら調理して、
もてなす事である。
★
今日行くをおくり、
子孫兄弟によく挨拶して、
娑婆の御暇申すがよし。
★
仮初にも人に振舞候は、
料理第一の事なり。
何にても、
其の主の勝手に入らずば、
悪しき料理など出して、
差当り虫気などあらば、
気遣い千万ならん。
★
わきて釣りには他念なきものなり。
太公望、おもしろがりたるも道理かな。
罪も報(おくい)も後の世も
忘れはてておもしろやと、
げにさもあらずるものを。
★
人がこの世へ生まれて百万長者も、
最後に及んで要する所は、
方六尺の穴一つ、
戒名を刻んだ石碑一つで、
家も、倉も、金も、地所も、妻も、子も、
すべてを残して、
死出の旅路をただ一人辿る。
曾(かつ)て我が者と思ったもの、
一として我に伴うはない。
我は客人であったのである。
★
曇りなき 心の月を 先だてて
浮世の闇を 照してぞ行く
※辞世の句
- 伊達政宗 -
233:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:30:24.66 VbSZwdMr.net
★
天下は一人の天下にあらず、
すなわち天下の人の天下である。
★
時の流れがわからなければ、
寛大であろうと、
厳しくしようと、
政治はすべて失敗する。
★
治世は大徳を以ってし、
小恵を以ってせず。
★
立派な人間の友情は、
温かいからといって花を増やすこともなければ、
寒いからといって葉を落とすこともない。
どんな時でも衰えず、
順境と逆境を経験して、
友情はいよいよ堅固なものになっていく。
★
自分の心は秤のようなものである。
人の都合で上下したりはしない。
★
人の心をつかめる人は、
敵を消滅できる。
古来、兵は戦を好まない。
★
「事機」が有利に展開しているのに、
それを生かせないのは、
智者とはいえない。
「勢機」が有利に展開しているのに、
それに乗ずることができないのは、
賢者とはいえない。
「情機」が有利に展開しているのに、
ぐずぐずためらっているのは、
勇者とはいえない。
- 諸葛孔明 -
234:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:31:38.52 VbSZwdMr.net
★
薬を10錠飲むよりも、
心から笑った方が
ずっと効果があるはず。
★
私の想像の翼は、
閉じ込められても
閉じ込められても、
はばたき続けるの。
★
太陽の光と雲ひとつない青空があって、
それを眺めていられるかぎり、
どうして悲しくなれるというの?
★
ほんとうに他人の人柄がわかるのは、
その人と大喧嘩したときだということです。
そのときこそ、
そしてそのときはじめて、
その人の真の人柄が判断できるんです。
★
怠慢は魅力的に見えるけど、
満足感を与えてくれるのは働くこと。
★
母親が子供たちに
いっさいを話してやらないかぎり、
子供は少しずつ
いろんな知識を聞きかじり、
そしてそれは
まちがった知識にちがいないのです。
★
たった一本のロウソクが
どんなに暗闇を否定し、
その意味を定義することができるのかを
見てください。
- アンネ・フランク -
235:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:32:12.94 VbSZwdMr.net
★
人生は将棋と同じで、
読みの深い者が勝つ。
★
全局のことでも、
また局部、局部のことでも、
その一手の差を慎重に、
そして最善をつくす人が、
「勝ち」にゆくわけで、
一手ぐらいなどといって、
気楽にしとるやつが、
結局は敗北につながる。
★
イチかバチかのやけっぱち
みたいなことをやるのを、
勝負師という人があるが、
これは間違いです。
そういうのは勝負師とはいわない、
賭博師という。
★
棋士は無くてもいい商売だ。
だからプロはファンにとって
面白い将棋を指す義務がある。
- 升田幸三 -
236:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:32:30.22 VbSZwdMr.net
★
人はだれでも特異な存在であり、
無から有を創り出す力を授かっている。
★
時代は変わっても、
人間を磨くのは目的に挑戦する
苦労だということは変わりません。
いまの人も苦労はしてるが、
それは物欲を満たす苦労で、
自分独特、独創の苦労ではない。
どんな世界でも同じだと思う。
プロとアマの違いは
アマは真似でも通用するが、
プロの道は独創。
またそうでなきゃ通用しない。
だから苦しいが喜びも計り知れない。
★
一人前になるには
50年はかかるんだ。
功を焦るな。
悲観するな。
もっと根を深く張るんだ。
根を深く張れ。
★
錯覚いけない、
よく見るよろし。
★
一心になれる人というのは、
自分の人生を完成しますな。
世にいう成功者の秘訣というのは、
これじゃないかと思う。
★
大切なのは創造です。
人真似を脱し、
新しいものをつくり出すところに、
進歩が生まれる。
- 升田幸三 -
237:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:38:05.80 VbSZwdMr.net
★
アマチュアは駒を
動かしただけなんです。
「指した」ということとは
別のことですよ。
★
せんじつめていえば、
そのもっている欠点を長所にする。
これがプロの芸ということになるわけです。
★
やっぱり狙いをつけた一心さ、ですね。
そういうときは、
かりに失敗しても、
非常にいい経験というか、
つぎの知恵になります。
★
踏まれても叩かれても、
努力さえしつづけていれば、
必ずいつかは実を結ぶ。
★
男は毬であってはならぬ。
ちょっと頭をなぜられてはポンとはずみ、
指一本触れただけで転がる。
はずみそうではずまず、
転びそうで踏みとどまるものを
持っていなければ
男ではない。
★
僕には
不利だ、不可能だといわれるものに
挑戦する性癖がある。
全部が全部成功するわけではないけれど、
それが新型になり、新手を生み、
つまり将棋の進歩に繋がる。
他の人は安全に先を考えるから
先輩の模倣を選ぶ。
- 升田幸三 -
238:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:38:48.60 VbSZwdMr.net
★
私は将棋は創作だと考えている。
何はともあれ、
一歩先に出た方が勝つ。
もし一局ごとに新手を出す棋士があれば、
彼は不敗の名人になれる。
その差はたとえ1秒の何分の一でもいい。
専門家というものは、
日夜新しい手段を発見するまでに
苦しまねばならぬ。
★
着眼大局
着手小局
(好んで書いた言葉)
★
勝負は、
その勝負の前についている。
★
歩は素晴らしいものだよ。
敵の陣地に行けば金になるけど
相手に取られると歩に戻る。
こんな合理的ないいものはない。
これをうまく使えるやつが名人だ。
★
たどり来て、
未だ山麓。
★
まぁ生まれ直す事があったらね、
2つから3つぐらいまでに将棋を覚えて、
もういっぺんやり直してみたいと。
今度は丈夫な体でね、
名人を角落ちぐらいでね、
からかってみるのも面白いと、
こう思う。
★
おれがにらめば、
横には動けぬ銀でも
横に動くのだ。
- 升田幸三 -
239:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:39:03.77 VbSZwdMr.net
★
何かに挑戦したら
確実に報われるのであれば、
誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、
同じ情熱、気力、モチベーションをもって
継続しているのは非常に大変なことであり、
私は、それこそが
才能だと思っている。
★
楽観はしない。
ましてや悲観もしない。
ひたすら平常心で。
★
同じ方法で悪くなる。
だから捨てなきゃいけない。
せっかく長年築きあげてきたものでも
変えていかなくてはならない。
★
「自分の得意な形に逃げない」
ということを心がけている。
★
もちろん勝負に勝つというのも
大事なんですけど、
そのためにいつも決まり形でやっていたら、
そのことで将棋をやっている意味が
あるのかということに、
どうしてもぶつかってしまうんです。
誰もがやっている
決まりきった道筋で振りきってしまうと、
結局、人の来た道をただ辿ってるだけ
ということになります。
- 羽生善治 -
240:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 21:39:52.90 VbSZwdMr.net
★
追い詰められた場所にこそ、
大きな飛躍があるのだ。
★
いろいろ考えられる選択肢の中から、
「この一手」を選ぶのは
自分しかいないわけです。
★
毎回石橋を叩いていたら
勢いも流れも
絶対つかめない。
★
ただ一局一局を大切に、
そこにだけ集中して指してきた。
★
勝負に一番影響するのは
「怒」の感情だ。
★
長い時間考えた手がうまくいくケースは
非常に少ない。
★
相手のことを知るよりも、
自分自身が強くなればそれで済む世界だし、
それを目指した方が本筋というか、
王道という気がする。
- 羽生善治 -
241:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:42:42.73 VbSZwdMr.net
★
リスクを避けていては、
その対戦に勝ったとしても
いい将棋は残すことはできない。
次のステップにもならない。
それこそ、
私にとっては大いなるリスクである。
いい結果は生まれない。
私は、積極的にリスクを負うことは
未来のリスクを最小限にすると、
いつも自分に言い聞かせている。
★
一人で考えるか、
それとも何人かの人が集まって
知恵を出し合うか、
どちらがより有効かは、
非常に面白いテーマだ。
私は、基本的には
一人で考えなくてはいけないと思っている。
★
勝ち負けには、
もちろんこだわるんですが、
大切なのは過程です。
結果だけなら、
ジャンケンでいい。
★
「まだその時期じゃない」
「環境が整っていない」
とリスクばかり強調する人がいるが
環境が整っていないことは、
逆説的に言えば、
非常にいい環境だと言える。
リスクの大きさは
その価値を表しているのだと思えば、
それだけやりがいが大きい。
★
イメージが浮かぶのは
序盤と終盤である。
浮かんでしまえば、
あとは中盤でその間の
つじつまを合わせればいい。
- 羽生善治 -
242:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:43:35.63 VbSZwdMr.net
★
遠回りしながらも、
もがいて身につけたものの方が、
簡単に得たものよりも
後々まで役立ちます。
★
山ほどある情報から
自分に必要な情報を得るには、
「選ぶ」より「いかに捨てるか」の方が、
重要なことだと思います。
★
自分自身を裏切らない努力の姿勢が
未来の結果として現れてくる。
★
勝つのは一点差でいい。
五点も十点も大差をつけて
勝つ必要はない。
常にギリギリの勝ちを目ざしているほうが、
むしろ確実性が高くなる。
★
勝負の世界では、
「これでよし」
と消極的な姿勢になることが
一番怖い。
常に前進を目ざさないと、
そこでストップし、
後退が始まってしまう。
★
新しい試みがうまくいくことは半分もない。
でもやらないと、
自分の世界が固まってしまう。
★
誰でも最初は真似から始める。
しかし、丸暗記しようとするのではなく、
どうしてその人がその航路をたどったのか、
どういう過程でそこにたどり着いたのか、
その過程を理解することが大切だ。
- 羽生善治 -
243:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:44:35.10 VbSZwdMr.net
★
努力をしている人の側にいると、
自然にいい影響が受けられるだろう。
★
「いかに戦うか」は大局観にかかわるが、
その具体的な戦略は事前研究が決め手になる。
事前にしっかり準備して万全の態勢で、
対局に臨んでくる人は強い。
★
すでに過ぎ去ったことは仕方がない。
私は、意識的に
先のことを考えるようにしています。
反省は勝負がついた後でいい。
★
たとえば、最初に相手がミスをする。
そして次に自分がミスをする。
ミスとミスで帳消しになると思いがちだが、
あとからしたミスのほうが罪が重い。
そのときの自分のミスは、
相手のミスを足した分も加わって
大きくなるのだ。
★
ビジネスや会社経営でも同じでしょうが、
一回でも実践してみると、
頭の中だけで考えていたことの
何倍もの「学び」がある。
★
意表を突かれることに
驚いてはいけない。
★
何事であれ、
最終的には自分で考える覚悟がないと、
情報の山に埋もれるだけである。
★
決まり切った局面で長考して
時間を使って疲れるより、
勝負どころの場面で、
深い集中力を発揮できることが大切。
- 羽生善治 -
244:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:47:41.91 VbSZwdMr.net
★
細かく考えすぎたら
その場から動けないし、
だいたいで動いているだけでは
目的地につくことはできない。
★
私は才能は一瞬のひらめきだと思っていた。
しかし今は、
10年とか20年、30年を同じ姿勢で、
同じ情熱を傾けられることが
才能だと思っている。
★
守ろう、守ろうとすると
後ろ向きになる。
守りたければ
攻めなければいけない。
★
勝敗を決するのは
高いテンション、
自分への信頼、
分が悪い時に踏みとどまる根性。
★
成果が出ないときこそ、
不安がらずに、恐れずに、迷わずに
一歩一歩進めるかどうかが、
成長の分岐点であると考えています。
★
終わったものは
くよくよ考えても仕方ないから。
★
相手の意図を考えることから
駆け引きは始まる。
★
大きく見ることと
小さく突き詰めていくこと、
このバランスが大切なのだと思う。
★
どんな場面でも、
今の自分をさらけ出すことが大事なのだ。
- 羽生善治 -
245:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:48:06.30 VbSZwdMr.net
★
ひらめきやセンスも大切ですが、
苦しまないで努力を続けられるということが、
何より大事な才能だと思います。
★
何事も年齢が上がってから覚えた人は、
感覚よりも知識に頼る傾向がある。
★
欠点を裏返すと
それがその人の一番の長所であったりする。
★
私は、対局が終わったら、
その日のうちに勝因、敗因の結論を出す。
★
集中力がある子に育てようとするのではなく、
本当に好きなこと、
興味を持てること、
打ち込めるものが見つけられる環境を
与えてやることが大切だ。
★
集中力は、人に教えてもらったり、
聞いて身につくものではない。
勝負どころでの集中力を発揮するには、
集中できる環境を
自らつくり出すことこそが
大切だと思っている。
★
勝負では、知っていることに自分の思考とか、
アイデアをプラスしないと意味がないのですが、
知っているというその一点だけで、
有利になるということもよくあるんです。
★
人間には二通りあると思っている。
不利な状況を喜べる人間と、
喜べない人間だ。
★
人生の中で目指しているものが
はっきりしている人は
いくつになってもエネルギーがある。
- 羽生善治 -
246:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:48:23.15 VbSZwdMr.net
★
相手は敵であると同時に
作品の共同制作者であり
自分の個性を引き出してくれる人ともいえる。
★
直感には邪念の入りようがない。
長く考えると言うのは道に迷っている状態なんですね。
「勝ちたい」とか余計な思考も入ってくる。
だから、いくら考えても分からない時は、
最初に戻って
直感にゆだねることがよくあります。
★
漠然とした不安は、
立ち止まらないことで払拭される。
★
両方だめだという結論のなかで
二者択一にこだわるよりも、
まったく読んでない手のほうが
可能性が広がるのだ。
★
ミスはミスを呼び、
悪手は悪手を呼ぶ。
プロがミスをしないのは、
ミスしにくい局面を選択しているからなんです。
本当に見たこともない新手は、
ひらめきみたいなものからしか生まれない。
でも、それは、
先入観をすべて捨てて考えないと
なかなかできない。
★
一番いいと思えるものを簡単に、
単純に考えることができれば、
逆境からの突破口を見出せる。
★
興味が続くかぎり、
集中力は続くものです。
- 羽生善治 -
247:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:48:38.55 VbSZwdMr.net
★
見た目には、かなり危険でも、
読み切っていれば怖くはない。
剣豪の勝負でも、
お互いの斬り合いで、
相手の刀の切っ先が
鼻先1センチのところをかすめていても、
読みきっていれば大丈夫なんです。
★
勝敗を決定するのは、
「ただの一手」であったりする。
絶妙の一手。
あるいは絶妙に見えて最悪の一手。
★
新しい戦型は、
実戦で試して一度負けないと
マスターできない。
★
大一番の対局では、
誰しも手堅く、安全、確実な道を
選びたくなるものだ。
自分もそうすることがよくある。
しかし、確実にという気持ちに逃げると、
勝負に勝ち続けるのは難しくなってしまう。
★
役に立たないとか
意味がないと思っていることのほうが
むしろ重要なんじゃないか。
★
理想としては、
勝負を超越した心境の中で
将棋を指すことなんです。
★
無駄な駒は
一枚もない。
★
必ず最後には踏み込んで
勝負に出なきゃいけない時がある。
- 羽生善治 -
248:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:50:26.22 VbSZwdMr.net
透明あぼーん用テスト
249:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:50:45.65 VbSZwdMr.net
★
自分自身を信じてみるだけでいい。
きっと、生きる道が見えてくる。
★
焦ることは何の役にも立たない。
後悔はなおさら役に立たない。
焦りは過ちを増し、
後悔は新しい後悔をつくる。
★
バラの季節過ぎたる今にして初めて知る、
バラのつぼみの何たるかを。
遅れ咲きの茎に輝けるただ一輪、
千紫万紅をつぐないて余れり。
★
自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、
二人でも持ち上がらない。
★
人間の最大の罪は
不機嫌である。
- ゲーテ -
250:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:51:25.52 VbSZwdMr.net
★
本当に不幸なのは、
できることを未完のまま放り出し、
理解もしていないことをやり始めてしまう人々だ。
彼らがやがて嘆くのも無理はない。
★
本当の自由な心とは
「認める」ということである
★
毎日を生きよ。
あなたの人生が始まった時のように。
★
あなたにできること、
あるいはできると夢見ていることがあれば、
今すぐ始めなさい。
向こう見ずは天才であり、
力であり、
魔法です。
★
すべてを今すぐに知ろうとは無理なこと。
雪が解ければ見えてくる。
★
どこに行こうとしているのかわからないのに、
決して遠くまで行けるものではない。
★
何事も初めは難しい、
ということわざは、
ある意味では真理かもしれないが、
より一般的には、
何事も初めは容易だ。
最後の段階に登ることこそ一番難しく、
これに登り得る人間は稀だ、
といえる。
- ゲーテ -
251:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:51:46.24 VbSZwdMr.net
★
我々は高みに憧れるが、
歩き出すことには無関心だ。
山々を望みながら、
平らな道を歩きたがる。
★
馬で行くことも、
車で行くことも、
二人で行くことも、
三人で行くこともできる。
だが、最後の一歩は
自分ひとりで歩かなければならない。
★
愚者と賢者はともに害がない。
半端な愚者と半端な賢者が、
いちばん危険なのである。
★
人間を堕落に導くもっとも大きな悪魔は、
自分自身を嫌う心である。
★
若くして求めれば
老いて豊かである。
★
人は喧嘩する時、
双方とも悪いと感じている。
★
人間は常に迷っている。
迷っている間は常に何かを求めている。
★
人生において重要なのは
生きることであって、
生きた結果ではない。
★
長いこと考え込んでいる者が、
いつも最善のものを選ぶわけではない。
★
とにかく、
とりかかれば心が燃え上がるし、
続けていれば仕事は完成する。
- ゲーテ -
252:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:52:02.94 VbSZwdMr.net
★
あらゆる階級を通じて、
目立って気高い人は誰か。
どんな長所を持っていても、
常に心の平衡を失わない人だ。
★
その夢を失くして、
生きてゆけるかどうかで考えなさい。
★
われわれは結局何を目ざすべきか。
世の中を知り、
それを軽蔑しないことだ。
★
一つのことが万人にあてはまりはしない。
めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ。
★
拒絶するのに多くの言葉を費やす必要はない。
相手はただ否という一言を聞けばよいのだから。
★
現実を直視する心に、
本当の理想が生まれる。
★
光が多いところでは、
影も強くなる。
★
自由でないのに
自由であると考えている人間ほど、
奴隷になっている。
★
新聞を読まなくなってから、
私は心がのびのびし、
実に気持ちが良いです。
人々は他人のすることばかり気にかけて、
自分の手近の義務を忘れがちです。
- ゲーテ -
253:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:52:26.25 VbSZwdMr.net
★
真の知識は
経験あるのみ。
★
人が旅をするのは、
到着するためではありません。
それは旅が楽しいからなのです。
★
性に合わない人たちとつきあってこそ、
うまくやって行くために自制しなければならないし、
それを通して、われわれの心の中にある
いろいろ違った側面が刺激されて、
発展し完成するのであって、
やがて、誰とぶつかっても
びくともしないようになるわけだ。
★
生まれが同時代、
仕事が同業、
といった身近な人から学ぶ必要は無い。
何世紀も普遍の価値、
普遍の名声を保ってきた作品を持つ、
過去の偉大な人物にこそ学ぶことだ。
★
名誉を失っても、
もともとなかったと思えば生きていける。
財産を失ってもまたつくればよい。
しかし勇気を失ったら、
生きている値打ちがない。
★
「やる気になった」というだけでは、
道半ば。
★
国王であれ、
農民であれ、
家庭に平和を見いだせる者が、
もっとも幸せである。
- ゲーテ -
254:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:52:47.01 VbSZwdMr.net
★
あの人が私を愛してから、
自分が自分にとって
どれほど価値あるものになったことだろう。
★
初恋が唯一の恋愛だ、
といわれるのは至言である。
というのは、
第二の恋愛では、
また第二の恋愛によって、
恋愛の最高の意味が失われるからである。
★
女は決して自分の自然な姿を見せない。
なぜならば女は、
自然から生みつけられたままでも
きっと人から好かれるものだ、
といういうふうに考えることのできる男ほどの
うぬぼれがないからである。
★
女性を力強く守ることのできる者だけが、
女性の愛願を得るに値する。
★
自分を買いかぶらない者は、
本人が信じているよりもはるかに優れている。
★
何をなすべきか、
いかになすべきか、
をのみ考えていたら、
何もしないうちにどれだけ多くの歳月が
たってしまうことだろう。
★
いつかは目標に通じる歩みを
一歩一歩と運んでいくのでは足りない。
その一歩一歩が目標なのだし、
一歩そのものが価値あるものでなければならないよ。
- ゲーテ -
255:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:53:20.33 VbSZwdMr.net
★
この動揺する時代に
自分までぐらつくのは災いを増すばかりだ。
おのれの志を守ってゆずらぬ者だけが
世の中を作り上げて行くのだ。
★
希望は風雨の夜に
早くも朝紅をさす。
★
私個人は多年
人に噛みつかれることになれているので、
経験からこう言いたいと思います。
たとえ人の反対を受けても、
自分の声がかき消されるなどという
心配はさらさらない。
ただ焦ってはいけない。
つねに行動を続け、時に語り合うこと。
そうすれば、われわれの考え方に賛成する人が
しまいには結構たくさん出てきます。
★
自分を実際以上に考えることと、
真価以下に見積もることは、
共に大きな誤りである。
★
思慮深い人は、
決して敵を侮らない。
★
若いうちの誤りは、
きわめて結構だ。
ただ、それを年をとるまで
引きずってはならない。
★
種をまくことは、
取り入れほど困難ではない。
★
小さい夢は見るな。
それには人の心を動かす力がないからだ。
- ゲーテ -
256:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:53:37.08 VbSZwdMr.net
★
人は少ししか知らぬ場合にのみ、
知っているなどと言えるのです。
多く知るにつれ、
次第に疑いが生じて来るものです。
★
人をほめれば、
その人と対等になれる。
★
人間は努力する限り
過ちを犯すものだ。
★
世界は粥で造られてはいない。
君等は怠けてぐずぐずするな。
固いものは噛まねばならない。
喉がつまるか消化するか、
二つに一つだ。
★
生きている間は、
なにごとも延期するな。
なんじの一生は、
実行また実行であれ。
★
戦の前に敵を見くびるのは愚かなことであり、
勝利のあとで敵に追い討ちをかけるのは
卑怯なことである。
★
大切なことは、
大志を抱き、
それを成し遂げる技能と忍耐を持つということである。
その他はいずれも重要ではない。
★
年をとるということが既に、
新しい仕事につくことなのだ。
すべての事情は変わって行く。
我々は活動することを全然やめるか、
進んで自覚をもって、
新しい役割を引き受けるか、
どちらかを選ぶほかない。
- ゲーテ -
257:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:54:01.30 VbSZwdMr.net
★
立派な目標と偉大な仕事を
やり遂げる道は二つしかない。
体力と耐久力である。
体力はほんの一握りの恵まれた人間のものである。
しかし厳しく身を守り、
常に耐え抜くことは、
ごく弱小な者でもできるし、
たいていの場合目標を達成する。
これは、彼の無言の力が時が経つにつれ、
何ものにあってもへこたれないほど
強力になるからだ。
★
神は、
移ろいやすいものだけを美しくした。
★
卑怯者は、
安全なときだけ威たけ高になる。
★
愛する人の欠点を愛することのできない者は、
真に愛しているとは言えない。
★
人間は現在がとても価値のあることを知らない。
ただなんとなく未来のよりよい日を願望し、
いたずらに過去とつれ立って嬌態を演じている。
★
ある種の欠点は、
個性の存在にとって必要である。
★
みずから勇敢に戦った者にして
初めて英雄を心からほめたたえるだろう。
暑さ寒さに苦しんだ者でなければ、
人間の値打ちなんかわかりようがない。
★
我々の犯すひとつの大きな誤謬は、
原因を常に結果の間近にあり、
と考えることにある。
- ゲーテ -
258:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:54:17.96 VbSZwdMr.net
★
気持ちよい生活を作ろうと思ったら、
済んだことをくよくよせぬこと、
めったに腹を立てぬこと、
いつも現在を楽しむこと、
とりわけ、
人を憎まぬこと、
未来を神にまかせること。
★
高尚なる男性は、
女性の忠告によって、
いっそう高尚になる。
★
三千年の歴史から学ぶことを知らぬ者は、
知ることもなく、
闇の中にいよ、
その日その日を生きるとも。
★
自分が経験したことは理解していると
思いこんでいる人がたくさんいる。
★
十歳にして菓子に動かされ、
二十歳にしては恋人に、
三十歳にして快楽に、
四十歳にしては野心に、
五十歳にしては貪欲に動かされる。
いつになったら人間は、
ただ知性のみを追って進むようになるのであろうか。
★
人にだまされることは決してない。
自分にだまされるのだ。
★
人はいかに遇されるかによって、
それなりの人物になっていく。
★
人間には多くの宝、
多くの楽しみが与えられている。
しかし人生最大の幸福、
最も豊かな収穫は、
なんといっても善良軽快な心だ。
- ゲーテ -
259:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:54:39.60 VbSZwdMr.net
★
天には星がなければならない。
大地には花がなければならない。
そして、
人間には愛がなければならない。
★
真理はたいまつである。
しかも巨大なたいまつである。
だから私たちはみんな目を細めて
そのそばを通り過ぎようとするのだ。
やけどする事を恐れて。
★
なぜ、このように悪口が絶えないのか。
人々は他人のちょっとした功績でも認めると、
自分の品位が下がるように思っている。
★
考えている事を考え抜く事ができない時のみ、
人は本当に考えているのだ。
★
自分の心を支配できぬ者に限って、
とかく隣人の意志を支配したがるものだ。
★
自分自身に命令しない者は、
いつになっても下僕にとどまる。
★
人生に成功する秘訣は、
自分が好む仕事をすることではなく、
自分のやっている仕事を好きになることである。
★
大切なことを、
つまらぬものの犠牲にしてはならぬ。
★
憎しみは積極的な不満で、
嫉妬は消極的な不満である。
したがって、
嫉妬がすぐに憎しみに変わっても
不思議はない。
- ゲーテ -
260:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:55:12.90 VbSZwdMr.net
★
行為の最中にも
思考の余地がある。
★
うまく使えば、
時間はいつも十分にある。
★
すべてを自分自身のおかげだと思うとしたら、
それ以上進歩はできない。
★
どんな方法で世界を知ろうと、
明と暗の両面があるという事実は変わらない。
★
臆病な考えや、
不安なためらいや、
女々しい足ぶみや、
あわれな訴えは、
少しも悲惨を救うことができぬ。
決して君を自由にせぬ。
★
控え目な者は忍耐せねばならぬ。
図々しい者は苦悩せねばならぬ。
図々しくても控えめにしても、
結局負い目を受けることは同じだ。
★
夕方、私は千匹のハエを殺した。
それなのに、
早朝、私は一匹のハエに起こされた。
★
自分自身の道を迷って歩いている
子供や青年のほうが、
他人の道を間違いなく歩いている人々よりも好ましく思う。
★
人はあまりにもつまらぬものを読みすぎているよ。
時間を浪費するだけで、
何も得るところがない。
そもそも人は、
いつも驚嘆するものだけを読むべきだ。
- ゲーテ -
261:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:55:44.08 VbSZwdMr.net
透明あぼーん用テスト
262:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:57:00.23 VbSZwdMr.net
★
人間は、
なんと知ることの早く、
おこなうことの遅い生き物だろう!
★
人々は理解できぬことを
低く見積もる。
★
節度を持った人だけが
豊かさを感じる。
★
努力する人間の困難な問題は、
先輩の功を認め、
しかも彼らの欠点によって
妨げられないことである。
★
発言し、
活動しなければならない。
多数派に属するか、
少数派に属するかはまったくどうでもいいことだ。
★
批判に対しては、
身を守ることも抵抗することもできない。
それをものともせずに行動しなければならない。
そうすれば批判もやむなくだんだんにそれを
認めるようになる。
★
不可能と思えることであっても、
まるで可能であるかのように扱うことだ。
★
忘恩はつねに一種の弱さである。
わたしは有能な人たちが
恩知らずであった例を知らない。
- ゲーテ -
263:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:57:27.39 VbSZwdMr.net
★
逸話集や格言集は社会人にとって最大の宝である。
もし前者を適当な場所で会話の中に混ぜ、
後者を適切な場合に想起するならば。
★
他人を自分に同調させようなどと望むのは、
そもそも馬鹿げた話だよ。
★
つねによい目的を見失わずに努力を続ける限り、
最後には必ず救われる。
★
虚栄は軽薄な美人に最もふさわしい。
★
ただ はつらつとした活動によってのみ、
不愉快なことは克服される。
★
ひそかに清く自己を保存せよ。
自分の周りは荒れるにまかせよ。
★
癖というものは抜けないものだ。
おまえの特性の方を伸ばせばいいのだ。
★
一貫したものは環境においてでなく、
自分みずからのうちに求めよ。
★
結婚生活はすべての文化の始めであり、
頂上である。
それは乱暴者を穏やかにし、
教養の高い者にとっては、
その温情を証明する最上の機会である。
- ゲーテ -
264:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:57:51.99 VbSZwdMr.net
★
今の人間は偉大なものの
あらさがしをしては喜んでいる。
偉大なものを攻撃すれば、
その分、自分が偉く思われると信じているのだ。
ばかばかしい!
偉大なものを尊敬してこそ、
その分、自分も高まるのだ。
★
支配したり服従したりしないで、
それでいて、
何者かであり得る人間だけが、
本当に幸福であり、
偉大なのだ。
★
人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ。
★
同じ経験を繰り返して話をする人に言えることだが、
彼らは経験すべきことの半分も自分が経験していないことを、
いつまでもわかっていない。
★
涙とともにパンを食べたことのある者でなければ、
人生の本当の味はわからない。
★
誰一人知る人もない
人ごみの中をかき分けていくときほど、
強く孤独を感じるときはない。
★
愛することが苦手な男は、
せめてお世辞の言い方くらいは
身につけておいた方がいい。
- ゲーテ -
265:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 22:58:14.70 VbSZwdMr.net
★
何も出来ない日や時には、
後になって楽しめないようなものを作ろうとするより、
ぶらぶらして過ごしたり、
寝て過ごす方がいい。
★
自分も犯したことのある過ちなら、
人が犯しても好感をいだくものだ。
★
人は各種各様の旅をして、
結局、自分が持っていたものだけを持って帰る。
★
大衆は有能な人を欠かすことができない。
しかも有能な人は大衆にとって常に重荷である。
★
不正なことが不正な方法で除かれるよりは、
不正が行われているほうがまだいい。
★
自分の方からできるだけ環境を支配するが、
環境からはできるだけ支配されない。
人間の最大の価値はおそらくそこにある。
★
親として、
自分自身に欠けてたものを
息子が実現していくのを見たいと思うのは、
全ての父親の慎ましい願いなのである。
★
人間も本当に下等になると、
ついに他人の不幸や失敗を喜ぶこと以外の
関心をなくしてしまう。
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生の歓びは大きいけれども、
自覚ある生の歓びはさらに大きい。
★
自分の一生の終わりを
初めと結びつけることのできる人は
最も幸福である。
- ゲーテ -
266:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 23:00:08.59 VbSZwdMr.net
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老人はあらゆる事を信じる。
中年はあらゆる事を疑う。
青年はあらゆる事を知っている。
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大衆とはすばらしく寛容だ。
天才以外のすべてを許す。
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生きるとは、
この世でいちばん稀なことだ。
たいていの人は、
ただ存在しているだけである。
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楽観主義者はドーナツを見、
悲観主義者はドーナツの穴を見る。
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人生は複雑じゃない。
私たちの方が複雑だ。
人生はシンプルで、
シンプルなことが正しいことなんだ。
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女は男に欠点があるからこそ愛するのだ。
男に欠点が多ければ多いほど、
女は何もかも許してくれる。
我々の知性さえもだ。
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人生には選ばなければならない瞬間がある。
自分自身の人生を充分に、
完全に、徹底的に生きるか、
社会が偽善から要求する偽の、
浅薄な、堕落した人生を
だらだらと続けるかの、
どちらかを。
★
善人はこの世で多くの害をなす。
彼らがなす最大の害は、
人びとを善人と悪人に分けてしまうことだ。
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定義するということは
限定することだ。
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一貫性というのは、
想像力を欠いた人間の最後のよりどころである。
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私たちは、不必要なものだけが必需品である時代に生きている。
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彼女は、弱さという何ともいえない魅力を欠いている。
- オスカー・ワイルド -
267:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 23:00:37.04 VbSZwdMr.net
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皮肉屋とは、
あらゆるものの値段を知っているが、
何ものの値打ちも知らない
人間のことである。
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教育は結構なものである。
しかしいつも忘れてはならない。
知る価値のあるものは、
すべて教えられないものだということを。
★
社会は個人に対して
極刑を加える権利を持つかのように揮うが、
社会は浅薄きわまりない悪徳をもっていて、
己の行う事を自覚する力がない。
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ほとんどの人々は他の人々である。
彼らの思考は誰かの意見、
彼らの人生は模倣、
そして彼らの情熱は引用である。
★
男の人って、
一度女を愛したとなると、
その女のためなら何だってしてくださるでしょ。
たった一つ、してくださらないもの、
それはいつまでも愛し続けるってことよ。
★
男は女の
最初の恋人になりたがるが、
女は男の
最後の恋人になりたがる。
★
私は信条より人間を好む。
そして、信条のない人間を
この世でもっとも好む
- オスカー・ワイルド -
268:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 23:01:03.18 VbSZwdMr.net
★
本当に魅力的な人間には、
2種類しかない。
何もかも知り尽くしている人間か、
まったく何も知らぬ人間かのどちらかである。
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他人の悲劇は、
常にうんざりするほど月並みである。
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男女の間では友情は不可能だ。
情熱と敵意と崇拝と愛はあるが、
友情はない。
★
僕は彼女が大好きだが
愛してなどいない。
一方彼女は僕を熱烈に愛しているが
それほど好きではない。
★
若い人たちは誠実になろうと欲するが、
そうはできない。
老いたる人たちは不誠実になろうとするが、
そうはできない。
★
不正よりも
なお困ったものがひとつだけある。
それは、手に剣を持たぬ正義だ。
★
拙劣な詩は
すべて本当の感情から生まれる。
- オスカー・ワイルド -
269:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 23:01:31.27 VbSZwdMr.net
★
我々男が女を愛するときに、
女の弱さも、あやまちも、不完全さも、
ちゃんと知りつくした上で愛するんだ。
いや、それだからこそ
いっそう愛するのかもしれない。
愛を必要とするのかもしれない。
愛を必要とするのは完全な人間じゃない。
不完全な人間こそ、
愛を必要とするのだ。
★
すべての女性は
彼女の母親に似るようになる。
それが女の悲劇だ。
男は彼の母親の思い通りにならない。
それが男の悲劇だ。
★
人は自分の最も悪い習慣でさえ
失うことを残念がる。
おそらく、最も残念がるだろう。
なぜなら、それこそがその人の
人格の本質的な部分であるからだ。
★
軽薄な者だけが
自らを知る。
★
愛情のない結婚は悲劇だ。
しかしまるっきり愛情のない結婚より
いっそう悪い結婚が一つある。
それは、愛情はあるが片一方にだけ、
という場合だ。
★
結婚のひとつの魅力は、
双方にとってだまし合いの生活が
絶対必要となることだ。
- オスカー・ワイルド -
270:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 23:01:47.07 VbSZwdMr.net
★
夫婦間の愛情というものは、
お互いがすっかり鼻についてから、
やっと湧き出してくるものなのです。
★
野心は失敗の最後の避難所だ。
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すべての良い決心には、
宿命的な欠陥がある。
すなわちいつもそれが
早すぎるということだ。
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わずかばかりの誠実さは危険であり、
度を越した誠実さは致命的である。
★
流行とはひとつの醜さの形であり、
とても人を疲れさせるので、
三か月ごとに変える必要がある。
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経験とは、誰もが自分の過ちにつける
名前のことだ。
★
女はおべっかによっては、
けっして武装を解除されはしないが、
男はたいてい陥落される。
★
人が恋をする時、
それはまず、
自己を欺くことによって始まり、
また、他人を欺くことによって終わる。
- オスカー・ワイルド -
271:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 23:02:05.83 VbSZwdMr.net
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結婚はまさしく
相互の誤解にもとづくものである。
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現代の女性は、
あらゆることを理解する。
ただ、自分の亭主のことだけは
理解しない。
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すべてを知ろうとするほど
私は若くはない。
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誰でも愛される価値がある。
もっとも、「自分こそそうだ」
と思い上がっている者は別だ。
★
誰でも友人の悩みには
共感を寄せることができる。
しかし友人の成功に共感を寄せるには
優れた資質が必要だ。
★
男はどんな女とも
幸福にやっていくことができる。
その女を愛さない限りは。
★
女が再婚する場合、
それは先夫を嫌っていたからだ。
男が再婚する場合、
それは先妻を熱愛していたからだ。
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独身貴族には重税を課すべきだ。
ある男は他の男より幸せだというのは
不公平である。
- オスカー・ワイルド -
272:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 23:02:36.48 VbSZwdMr.net
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今日、結婚した男はみな独り者みたいに、
そして独り者の男は
みな結婚しているみたいに暮らしている。
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経験は
ただで手に入らないものだ。
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現代の道徳は、
現代の基準を受け入れる点にある。
いやしくも教養のある人間にとって、
現代の基準を受け入れるということは、
愚劣きわまる不道徳のひとつの形式だと思う。
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他人に何を読むべきかを教えることは、
たいてい無用であるか有害かのどちらかだ。
なぜなら文学の理解は、
気質の問題であって、
教える問題ではないのだから。
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人々が私に賛成するときはいつも、
私は自分が間違っているに違いないと感じる。
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民衆が好まない事柄は
革新である。
★
民主主義とは
人民の人民による人民のための
脅しにすぎない。
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説教する男は一般に偽善者だし、
説教する女はきまって器量が悪い。
- オスカー・ワイルド -
273:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 23:02:54.47 VbSZwdMr.net
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戦争では強者が弱者という奴隷を、
平和では富者が貧者という奴隷をつくる。
★
われわれは女性を解放したが、
女のほうは依然として
主人を捜している奴隷だ。
★
悲しみの表現を身につけると、
あなたにとって貴重なものとなる。
喜びの表現を身につければ、
限りない喜びが味わえるというものだ。
★
戦争が邪悪だと認められている限り、
戦争は常にその魅力を持つだろう。
これが卑俗なものだと考えられる時は、
戦争は一時的なものに終わるであろう。
★
文学とジャーナリズムの違いは何だろうか。
ジャーナリズムは読むに耐えない。
文学は読む人がいない。
それがすべてだ。
★
子供は最初は親を愛するが、
やがて親を裁くようになる。
許すことはまずめったにない。
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私は単純な楽しみごとが好きだ。
それらは複雑な人間にとって
最後の避難所である。
- オスカー・ワイルド -
274:名無しさん@お腹いっぱい。
18/05/31 23:03:12.79 VbSZwdMr.net
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人生で必要なものは
無知と自信だけだ。
これだけで成功は間違いない。
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人類は一つの
とても効果的な武器をもっている。
それは笑いだ。
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正しい友人というものは、
あなたが間違っているときに
味方してくれる者のこと。
正しいときには誰だって
味方をしてくれるのだから。
★
自分が多数派の側にいると気づいたら、
もう意見を変えてもいいころだ。
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優しさとは、
耳の聞こえない者も
聞くことができ、
目の見えない者も
見ることができる
言葉なんだ。
★
夢を捨ててはいけない。
夢がなくても、
この世にとどまることはできる。
しかし、そんな君はもう生きることを
やめてしまったのだ。
- マーク・トウェイン -