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【後世に残る】ナポレオン・ボナパルト【名言集】
スレリンク(whis板)
19 名前:グッドラック田茨 ◆GoodBY3.1c [] 投稿日:03/08/29(金) 10:29
名言8
天才とはおのが世紀を照らすために燃えるべく運命づけられた流星である
22 名前:ACE[] 投稿日:03/08/29(金) 23:31
名言8ですが、私の手元にあるデータでは、
天才とは、時代を照らすために燃え尽きて消えゆく。流星のごとき
ものである。
とあります、原文からかなり加工された文章だと思われます。
なぜ、彼が流星がうんぬんといっているかというと恐らく当時世界最
大級の天文学者ピエール・ラプラス(*1)の影響があると思います。
彼(ボナパルト)が士官学校の生徒の時、教師だったのがラプラスで、
のちに「天体力学」という本を彼(ナポレオン)に献じました(*1)。
ナポレオンは本を読んでラプラスにこう問いかけました。「おまえの本
には神について書かれていないではないか」。ラプラス答えて曰く。「私
の書物には、そのような仮説は必要ないのです」といったそうな(出典
昔の深夜番組 CXTVの「アインシュタイン」(*3))。
とはいえこの比喩は、なかなか言い得て妙と思います。彗星は恒星の熱
で燃えている(溶けている)ので、彗星を天才とするならば、恒星は神様
・運命の女神などととることができます。しかも、彗星は恒星の重力に逆
らえないので、ある程度の人間の意志を超越した力を比喩しているように
もとらえることができそうです。
もっとも古くから天才についての名言は多いのですが、彼らしい言葉だ
と思います。
*1ラプラスは、天文学者としてよりも数学者(特に確率・統計)の方が
有名かも、でもこの激動の時代を、立ち回りよく生き元老院議員にもなっ
ています。
*2そういえば、欧米では書物を誰それに献じることが多い。なぜだろう。
うむ。(「書物の歴史」(ちくま学芸文庫)など所有しているのですが、
手つかずなので)。
*出典がTVなのでかなり怪しい内容です。