◎●○三島由紀夫の名言・格言○●◎at RONGO◎●○三島由紀夫の名言・格言○●◎ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト300:名無しさん@お腹いっぱい。 10/06/01 12:02:52 jQMcFBIS.net この世界の愚劣を癒やすためには、まづ、何か、愚劣の洗滌が要るのだ。 藷たちが愚劣と考へることの、一生けんめいの聖化が要るのだ。あいつらの信条、 あいつらの商人的な一生けんめいさをさへ真似をして。 三島由紀夫「葡萄パン」より 301:名無しさん@お腹いっぱい。 10/06/01 12:03:48 jQMcFBIS.net 大噴柱は、水の作り成した彫塑のやうに、きちんと身じまいを正して、静止してゐるかの やうである。しかし目を凝らすと、その柱のなかに、たえず下方から上方へ馳せ昇つてゆく 透明な運動の霊が見える。それは一つの棒状の空間を、下から上へ凄い速度で順々に 充たしてゆき、一瞬毎に、今欠けたものを補つて、たえず同じ充実を保つてゐる。 それは結局天の高みで挫折することがわかつてゐるのだが、こんなにたえまのない挫折を 支へてゐる力の持続は、すばらしい。 三島由紀夫「雨のなかの噴水」より 302:名無しさん@お腹いっぱい。 10/06/01 12:29:48 jQMcFBIS.net どんか死でもあれ、死は一種の事務的な手続である。 三島由紀夫「真夏の死」より 一人死んでも、十人死んでも、同じ涙を流すほかに術がないのは不合理ではあるまいか? 涙を流すことが、泣くことが、何の感情の表現の目安になるといふのか? 三島由紀夫「真夏の死」より 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch