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5月13日 15時00分
東京都の舛添知事は、自身の政治団体が千葉県内のホテルに会議費として支払っていた支出が家族旅行の費用に使われた疑いがあるなどと指摘されたことについて、「会議はしているが、家族も宿泊した部屋を使用したことで懸念を招いたことは反省している」などと説明し、政治資金収支報告書を訂正したうえで費用を返金することを明らかにしました。
政治資金収支報告書によりますと、舛添知事のすでに解散した政治団体「グローバルネットワーク研究会」は、知事就任前の平成25年と平成26年のいずれも1月に、千葉県木更津市のホテルに合わせて37万円余りを会議費として支出していますが、今週発売された「週刊文春」が、実際には家族旅行の費用に使われた疑いがあるなどと報じました。
これについて舛添知事は13日、記者会見し、「いずれも事務所の関係者と都知事選挙への対応などについて会議をしているが、家族も宿泊した部屋を使用したことで懸念を招いたことは反省している。
今後は、誤解がないよう会議に使う部屋を別に用意する」などと説明し、収支報告書を訂正したうえで費用を返金することを明らかにしました。
また、グローバルネットワーク研究会と現在、舛添知事が代表を務める政治団体が、世田谷区の自宅周辺の飲食店などに飲食代として支払った10件の支出のうち、5件についても、「個人の飲食代が誤って計上されていた」などとして、収支報告書を訂正して返金することを明らかにしました。
そして「会計責任者のチェックが十分でなく、訂正することになった。会計責任者にすべて任せていたので十分に把握していなかった」などと説明したうえで「疑惑を持たれることは政治家として恥ずかしいことで、二度とこのようなことがないよう努力し、これから都民のために
今まで以上に働く」などと述べ、引き続き、都知事の職務に専念する考えを示しました。
問題視された支出とは
「週刊文春」は今週号で、舛添知事のすでに解散した政治団体が、千葉県内のホテルに会議費として支払った37万円余りが家族旅行の費用に使われ、政治資金規正法の虚偽記載の疑いがあると報じました。
政治資金収支報告書によりますと、舛添知事のすでに解散した政治団体「グローバルネットワーク研究会」は、知事就任前の平成25年と平成26年のいずれも1月に、千葉県木更津市のホテルに合わせて37万円余りを会議費として支出しています。1回目の支出は舛添知事が参議院議員を務めていた時で、翌年は、都知事選挙の1か月前にあたります。
記事では、この支出について、実際には会議は行われておらず、知事の家族旅行の費用に使われた疑いがあると指摘しています。
また、記事では「グローバルネットワーク研究会」と現在、舛添知事が代表を務める政治団体が、平成24年から平成26年にかけて、世田谷区の自宅近くにある飲食店などに飲食代として10回にわたって支払った合わせておよそ30万円についても家族との食事が多く、政治活動ではなかった疑いがあると指摘しています。
さらに、これら2つの団体と知事が代表を務めていた政党支部が、新宿区にある画材や額縁などの販売店で、「備品」や「消耗品」などとして合わせて178万円余りを支出していたほか、多数の美術品の購入費用も支出していたと報じています。
この報道に対し、舛添知事はこれまで「残っている領収書など資料を精査し、全体像が分かってから説明したい」としていました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)