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ねとらぼ 2月5日(金)18時1分配信
「ニンテンドー3DS」を水没させてしまった8歳児が自分で書いた手紙を同封して任天堂に修理を依頼したところ、
ネット上で励ましの声が多数寄せられ、データも無事復旧するという心暖まるお話がTwitterに投稿されました。修理を依頼した8歳児は、励ましてくれたネットユーザーたちにお礼の手紙を公開しています。
事の発端は1月31日、Twitterユーザーの若語録さんの8歳の子どもが、3DSを水没させてしまったことによります。リュックの中で水筒が倒れた際に蓋が開き、3DSの一部を水没させて壊してしまいました。
若語録さんが自分で任天堂に問い合わせるように言うと、子どもは自力で修理の手続きを完了。さらに、自分で書いた手紙を同封して、任天堂に送付しました。
なお、手紙の内容は以下の通り。
水につけてしまってもうしわけございません。もうぼくといつもいっしょだった3DSとあえないかくごをしたいと思います。これからは水とうのふたを、ちゃんと、しめるように心がけます。本当にもうしわけありませんでした。
とても8歳児が書いたとは思えない、しっかりとした文章です。同時に、子どもにとってはとても大事な3DSのデータが消えることを受け入れた、覚悟と無念が伝わってきます。切ない。
この手紙をみたユーザーからは、「ちゃんと自分で考えて行動できるのがすごいです」「手紙の真面目さに泣けました」「きっと息子さんの気持ちが通じると思いますよ」
「自力でとらせるあたりいい教育方針だと思います」「息子さんのデータがご無事でありますように」といった、励ましや称賛の声が上がっていました。
若語録さんはこれらの励ましの声に対し、「皆さまのあたたかいお言葉にうれしさのあまり、泣けてまいりました。本当にありがとうございます」とお礼の言葉を投稿。また、複数届いた「代金を支払って修理してもらうのに、
依頼する方が謝る必要はないのではないか」という質問に対し「息子にとって3DSは暇つぶしの道具ではなく、切望してようやく手に入れた宝物」「こんな素晴らしいものを発明してくれた任天堂は、息子にとって神様のような存在なのだろうと理解しました」と説明しています。
それから数日たった、2月3日。若語録さんに任天堂から、本体交換とシリアルNo.を変更して修理する旨を伝えるメールが届きました。若語録さんも、データの復旧まではできなかったかと覚悟した様子。
そして翌日、修理の終わった3DSが到着。子どもに渡して電源を入れてみると……データは生きていた! 全データが無事に残っており、子どもは「ぼくのDSだ!」と笑顔になったそうです。いやぁ、よかった。
そして最後に、励ましの言葉を投稿していたネットユーザーに対し、子どもが手書きでお礼のメッセージを公開。多くの大人たちをホッコリさせました。以下、お礼のメッセージです
ぼくの3DSがかえってきました。中はそんなにかわっていませんでしたが、外は、しんぴんのようにピカピカにかわってしまいました。けれど、ぼくは3DSがかえってきただけで、うれしいです。チョイッターのみなさまたくさんのおうえんありがとうございます。これからも、3DSを大切にします。
こちらもまた、実にしっかりとした文章です。「チョイッター」になっている点も、逆にほほえましい感じ。また、新品のように新しくなったことを残念がっているところから、いかに3DSを大事にしていたかがうかがえます。この出来事は広く拡散され、なんとハンガリーで記事になりました。すごい。
優しくもしっかりとした少年が全日本をほっこりさせた、ちょっといい話でした。
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