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<由利高原鉄道>無人駅の郵便局 存続の危機
秋田県由利本荘市内の無人駅に併設されている簡易郵便局が、退職した局員の後任を確保できず、昨年末に業務を停止した。
2月末で廃業となる可能性もある中、駅を所有する由利高原鉄道(同市)が事業継承を模索している。
廃業の危機にあるのは、由利高原鉄道子吉駅の玉ノ池簡易郵便局。1977年に同駅が無人化されたのを機に駅舎内で業務を始め、当時は切符の販売も手掛けていたという。
現在は駅近くの酒店経営須田喜一郎さん(85)が日本郵便から経営を受託し、79年から局長を務める。
市内の70代の局員2人が交代で平日に営業。車を持たない高齢者にとっては便利な存在だったが、2人とも昨年末で退職した。
子吉駅の駅舎は2011年12月、由利本荘市と須田さんが800万円ずつ負担して建て替えた。
須田さんは「営業停止以降、10人近くから問い合わせが来ている。後任を見つけて何とか再開させたい」と話すが、須田さんと日本郵便の契約も2月末で切れる。
無人駅に郵便局が入るのは東北では珍しく、他に福島県西会津町のJR徳沢駅しかない。業務停止後、由利高原鉄道は動向に注目してきた。
日本郵便東北支社(仙台市)によると「今後は未定」で、本社が2月中にも存廃の判断をする方針だ。
存続が決まった場合、同鉄道は事業を引き継げるかどうかの検討に入る。
春田啓郎社長は「局員が常駐してくれていたので、大切な地域コミュニティーの場となっていた。今後も駅舎内に残したい」と話している。
2016年01月20日水曜日
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