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8月9日 18時56分
福岡県内のトンネルを走行していた山陽新幹線でアルミ製のカバーが外れて車両の側面が損傷し、乗客1人がけがをした事故で、JR西日本新幹線管理本部の田中秀昌運輸次長は、9日夕方、福岡県那珂川町にある「博多総合車両所」で、
「お客さま1人にけがをさせ、停電事故で車内のお客さまに大変ご迷惑をかけ、深くおわび申し上げます」と述べて謝罪しました。
また、車両にはカバーが当たったとみられる傷が2号車から6号車にかけて39か所あり、いずれも進行方向に向かって左側の側面だったと説明しました。
さらに、外れたカバーは、走行試験を行ったあとの先月21日にいったん取り外したあと、3日後の24日に再び取り付けたということで、JR西日本は、その際に何らかのミスがあった可能性があるとしています。
事故でけがをした乗客が座っていたのは3号車の前から4列目の座席で、その外側の側面にもへこんだ傷があったということです。
■九州運輸局が文書で警告
九州運輸局は、今回の事故を重くみて、9日、JR西日本に対し文書で警告しました。
国土交通省九州運輸局は、9日夜、JR西日本の安全管理部門の責任者を呼び、前本浩嗣鉄道部長が再発防止に努めるよう命じる警告の文書を手渡しました。
文書の中では、今回の事故について、「乗客が負傷する事故が起きたことは誠に遺憾である」としてうえで、早急な事故原因の究明を求めています。
JR西日本は、今後、事故の原因を究明したうえで、事故原因と再発防止策についての報告書を九州運輸局に提出することにしています。
文書を受け取ったJR西日本の加川裕治郎福岡支社長は「警告書を重く受け止め、再発防止に向けて真摯(しんし)に取り組みたい」と話していました。
■走行中の新幹線巡る過去のトラブル
走行中の新幹線の車両や架線を巡るトラブルは過去にも起きています。
平成11年には、山陽新幹線の福岡県内のトンネルで壁からはがれ落ちた重さ200キロのコンクリートのかたまりが走行中の列車を直撃し、屋根が大きく壊れました。
平成16年には、山陽新幹線の回送列車が、側面にあるカバーが外れかかった状態で走行していたことが分かっています。
平成22年1月には、横浜市内で東海道新幹線の車両のパンタグラフが架線を切ったうえ、その一部が線路脇に落下しました。
同じ年の3月には、兵庫県内で山陽新幹線の車両の床下で油が漏れ、車内に煙が広がりました。
ことし4月29日には、福島県内で東北新幹線の車両のパンタグラフに架線が接触して切れたため、全線で4時間半にわたって運行できなくなりました。
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引用元:NHKニュース URLリンク(www3.nhk.or.jp)