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時事通信 7月1日(水)9時57分配信
安倍晋三首相は1日午後、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談した。山口氏は自民党の大西英男衆院議員が報道機関への圧力を求める発言を
繰り返したことなどを念頭に、「緊張感を持って謙虚に対応する必要がある」と指摘。これに対し、
首相は「わが党の議員のことでご迷惑を掛けて申し訳ない」と陳謝した。
これに先立ち、自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長も東京都内のホテルで会談。谷垣氏も「心よりおわびする」と述べた。
谷垣、井上両氏の会談では、今月上旬を想定していた安全保障関連法案の採決日程について、法案への国民の理解がなお進んでいないことなどを踏まえ、
「15日ごろ」の採決を目指す方針を確認。維新の党が検討している安保法案の対案に関し、正式に提示されれば真摯（しんし）に対応することも確認した。
自民党の伊達忠一参院幹事長は1日午前の参院議員総会で、圧力発言問題に関連し「衆院で（安保法案審議の）大変微妙な時期なので、
発言には気を付けてほしい」と注意を促した。
一方、民主党の安住淳国対委員長代理は記者会見で「懲らしめるという言葉は、特に政権政党なら放送禁止用語のようなものだ」と問題視。
谷垣氏に厳重注意された直後にも発言が飛び出した経緯から「ガバナンスが問われている」と批判した。
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