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兵庫県の姫路市消防局は３０日、中播消防署の男性消防司令補（６０）が
同日早朝、廃棄物処理法に違反し、交通事故で単車から漏れたガソリンを吸わせた
マットを、勤務先の夢前消防出張所（同市夢前町前之庄）の敷地内で燃やした
と発表した。
出張所の敷地で黒煙が上がるのを見た通行人が１１０番し、発覚した。
同市消防局によると、消防司令補は２９日夜に夢前町内で起きた交通事故の
現場に出動し、単車から漏れ出るガソリン約２リットルを鉄製容器で受け、
布製マットに吸着させて回収。翌３０日午前５時ごろ、同出張所の車庫の脇で、
マットに火を付けてガソリンを燃やした。
ガソリンは特別管理産業廃棄物に当たり、専門業者に処理を委託する必要が
あるが、消防司令補は「燃やせば手間が省けると思った」と話しているという。
同市消防局は「消防職員として信頼を損ねる行為で、深くおわびする」としている。
神戸新聞ＮＥＸＴ（山路 進）
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